みんなのケータイ

子どものサッカー試合をスマホだけで録画・編集・共有してみた
【Galaxy S23 Ultra】
2025年10月10日 00:00
前回のみんなのケータイの記事でお知らせしたように、子どものサッカーの試合をスマートフォンを使って録画する機会が増えてきました。
これまで筆者は、子どものサッカーの試合で勝ち試合を観たことが無かったため、動画は単純に日々の記録以上の意味がなかったのですが、そんなチームがついに先日、初勝利を収めました。
勝利した試合には、当然ですがゴールシーンがあります。そこで、ゴールシーンを中心としたハイライト動画を作成することに。筆者は、約25年前にパソコンを使った動画編集をしていた経験があるのですが、当時の編集作業はMiniDVカセットに収録したデータを、キャプチャーボード経由でパソコンに取り込んで編集するものでした。
当時の環境では、編集した動画の確認用のプレビュー作成や、完成した動画の書き出しにはその都度長い時間がかかる上に、当時編集用に使用していたパソコンのOSはWindows 98シリーズで、「作業にはやたらと時間がかかる上に、不意にOSがクラッシュして未保存の編集データが全部吹っ飛ぶ」という苦い経験を何度もしていたこともあり、正直あんまり手をだしたくないな。と食わず嫌いをしていました。
スマートフォンで録画した数GBのデータをパソコンに転送して、パソコンで編集をして何らかの方法でチームメンバーと共有するのは、一連のやりとりに手間がかかりますし、そもそも編集作業は凝ったものではなく、トリミング、速度の変更、シーン切り替わりのタイミングで簡単なトランジションを挿入する、対戦相手・日付・スコアなど簡単なテキストの追加程度なので、スマートフォンでも十分できるだろう。と考えて、スマートフォンの編集アプリをいくつか試してみることに。
端末標準の編集アプリもあったのですが、将来的には複数のデバイスで編集する可能性があるので、端末メーカーに依存しないアプリが良い、なおかつ特にトリミングが簡単にできるアプリという視点で選んだのは「YouCut」というアプリです。
SNSで流れてくる、Jリーグなどの試合ハイライト動画を参考に、ゴールシーンやシュートシーンなどをいくつか選んで切り出し、ゴールが決まった後にはそのリプレー動画的なスロー動画を追加しただけの簡単な編集をしました。
編集アプリを初めて使ったこともあり、アプリの操作に慣れるまでは時間を要しましたが、それでも全体の作業時間は1時間未満です。編集をし終えた最終版のファイル書き出しを除けば、ほとんどの作業を待ち時間無くこなすことができました。その昔、MiniDVテープからパソコンにデータを取り込んで編集していた頃と比べると、圧倒的にストレスが少なく編集作業が完了しました。
これまでに記録した試合動画は、負け試合ということもあってほとんど見返す機会が無かったのですが、初勝利を記録した試合を2分前後にまとめたハイライト動画はこれまでに何度も見返していますし、チーム内のLINEで共有したところたくさんの人に喜んでもらえました。
本音を言えば、そもそも編集作業をまるっと自動化できたら楽なのですが、勝ち試合なら多少の手間をかけても悪くありません。これが、スマホ一台でストレス無く完結するのは「本当に便利な時代になったな」と驚いています。



