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夏のスポーツドライビングの問題を着るクーラー「REON POCKET PRO」で解決する
2025年7月17日 00:00
今年は6月からかなり暑い日が続いています。筆者のような、ターボ車乗りには厳しい季節がやってきました。
タービンがある分、NA(ノンターボ)より発熱が多いのは当然ですが、油温の上昇が想像以上。冷却はしっかりと考えなくてはいけないようですが、社外品のオイルクーラーなどはトラブルの原因になることもあり、導入には踏み切れず。現所有車が初ターボなので、NAとの違いにいろいろと驚いています。できることといえば、クーリングをしっかりとるということでしょうか。全部、クローズドコースの話です。
ただ、もっと問題なのは人間でして正直、クルマより先に逝ってしまいそうになります。下記の写真は、気温33度/晴天という条件で、クローズドコースを10数分走行した車内の温度を今日の本題である、ソニーサーモテクノロジーの「REON POCKET PRO」の周辺機器「REON POCKET TAG」で計測した様子。専用のアプリから計測した温湿度を見ることが出来るのですが、37.4度はヤバイ。見なければよかった。そもそも外気温が37度ということも昨今では珍しくないわけで……。運転中に熱中症になったらシャレになりません。
ということで「REON POCKET PRO」を試してみました。REON POCKET PROは首元にかけることで体表面を冷やせる「着るクーラー」。内部にサーモモジュールを備えており、体と接触する面は金属で、ここが首元に当たって気持ちいいというデバイスです。2025年に発売された「REON POCKET PRO」は、サーモモジュールを2つ搭載し「REON POCKET 5」比で冷却面積をおよそ2倍にしたということです。従来モデルも併売されているので、予算にあわせて選べます。
操作は本体のボタンからもできますが、アプリのほうがスムーズ。とはいえ、首にかければ自動的に起動し、基本的には本体周囲やタグの温度から自動的に動作を調整するので、あまり意識する必要はないと思います。
筆者所有車は純正シートのままで、当初はシートバックと本体が干渉するかと思っていましたが、ヘルメットの分、肩から頭にかけてちょっと隙間があるためか、意外と気にならず。まあ多少ズレたりするのはご愛嬌。首元が冷たいだけでだいぶ違うのだということを実感しました。
「エアコンつければいいじゃん」という話なんですけど、故障&パワーダウンが気になるので、レース場でのアタック中はオフで、クーリング時のみオンにしています。助手席側の窓を少し開けたり、送風だけしてみたりといったことはしてるんですが、ここにREON POCKET PROを加えることで、快適度は結構上がったと感じられます。
ちなみに、走行中も役立ちましたが、休憩している時も役立つアイテムでした。筆者行きつけの場所はエアコンの効いた場所などないため、直射日光にさらされることになります。ただただボーっとしているとき、他人の走りを見ているとき、食事をしているとき、常に涼しい。今の時期は通勤時なども常に使っていますが、自ら走る側でなくても、レース(スポーツ)観戦に行くとき、通勤や近所の散歩なども役立つでしょう。外を歩く機会があるなら、持ち出したいアイテムだと思いました。






