みんなのケータイ

移動中のビデオ会議参加時に便利なGoogle Meetの「外出モード」

 リモートワークの普及に伴い、最近ではスマートフォンだけでなくパソコンからもビデオ会議に参加する機会が増えてきました。そんな時に役に立つのが、Google Meetの「外出モード」です。

 外出モードは新たに使える機能が増えるというわけではなく、移動中でも操作しやすいようにボタンが大きくなるというもので、手動で設定できるほか、外出中に移動を検知すると自動で外出モードに切り替わるようになっています。

Google Meetを利用中に移動を検知すると自動で外出モードに切り替わる

 マイクのミュートや音声の切り換え、挙手のボタンが大きくなるのが一番の違いで、通常モードに比べて明らかにタッチしやすくなり、誤操作の可能性が減ります。

外出モードはミュートや挙手、オーディオ切り替えボタンを大きく表示
オーディオ切り換え画面
通常モードはボタンが小さく誤タップしやすい

 一方、画面の資料表示については通常モードよりもわずかに小さく表示されるので、資料をしっかり見たい時には不向き。また、Google Meetのチャットについては表示できず、通常モードに戻さないと内容を確認できません。

通常モードの資料表示。なお表示しているのは筆者がmixiの20周年イベントに向けて制作したクイズ$$relatedlink::hgm
外出モードの資料表示は通常モードよりも左右の余白が大きい。

 筆者は折りたたみ型のPixel 9 Pro Foldを愛用しており、画面を開くと資料も大きく表示できるためビデオ会議でも重宝しているのですが、外出モードでは資料の表示がとても小さく、せっかくの大画面が活かせません。

折りたたみを開いたところ。外出モードはボタンが非常に大きいため資料が小さい
通常モードは画面横幅いっぱいに資料を表示できる
通常モード、外出モードともに資料をタップすると全画面表示は可能

 移動時にボタンが押しやすいというのは非常に使いやすく便利な反面、資料やチャットを確認したいという用途にはやや不向きなところがまだ課題ありですが、今後の機能拡充で資料の視認性向上やチャット表示にも対応してくれるとより使いやすくなりそうです。