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「誰これ?」な電話がかかってきたので、Pixelの「通話スクリーニング」を使ってみた

 警察庁によれば、8月末時点での特殊詐欺被害額は約350億円。前年同期から78.6億円も増えています。特殊詐欺は、いわゆる「オレオレ詐欺」や還付金詐欺、架空料金請求詐欺などが含まれ、犯人からの最初のコンタクトとして、電話がかかってくることが多い、というのは皆様ご存知の通り。

 のっけから厄介な話題ですが、詐欺とまでいかずとも、いわゆる迷惑電話が絶えることはありません。その対策として、携帯電話メーカーも、さまざまな機能をスマートフォンなどへ搭載してきました。

 筆者は現在、「Pixel 9 Pro Fold」を利用しているのですが、先日、怪しげな電話がかかってきたので、Pixelの「通話スクリーニング」という機能を使ってみましたので、その様子を今回はご紹介します。

 「通話スクリーニング」は、電話がかかってきた際、ユーザーの代わりに自動音声で応答してくれる機能です。相手が話し始めたら、その内容をスマホ上で、リアルタイムに書き起こして表示してくれます。知らない番号でも、その内容を見てから電話に応じられますし、無視することもできます。

 筆者に先日かかってきた怪しげな電話は、画面上に相手の電話番号が示されず「不明」のまま。戸惑うことなく、通話スクリーニングをONにしてみました。

 すると、画面に表示されたのは、よく知られた物流会社らしき名前と「新しい荷物があります」といったもの。そのタイミングで筆者は、特に何も注文しておらず、心当たりはなし。というわけで通話を終了しました。

 今回はいかにも怪しげな「不明」という電話番号非表示からの着信、それも関係がなさそうなものだったので、何も起きませんでした。しかし、もし、心当たりがあった場合、それも相手の電話番号が表示されていたら、応答しちゃってたかも……と思うと、ちょっと不安になりますが、それでも自分自身が応答することなく、自動で応答してもらえるのはありがたい限り。

 スマホ本体にも迷惑電話対策の機能は揃ってきていますし、各キャリアも同様のサービスをラインアップさせています。万が一に遭遇しないよう、こうした機能やサービスをうまく使っていきたいものです。