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メールの返信やSNSの投稿はAIにおまかせ? Galaxyの「チャットアシスト」が面白い

【Galaxy Z Fold6】

 フォルダブルスマートフォンの新製品として7月31日に発売された、サムスンの「Galaxy Z Fold6」。「Galaxy AI」と呼ばれる多彩なAI機能をセールスポイントのひとつとしています。

 今回はそのうち「チャットアシスト」を使ってみたところ、とても面白いと感じたのでご紹介します。

 チャットアシストはその名の通り、メッセージアプリなどで使える機能。今回は「Gmail」で試すことにして、断片的な指示から全文を作成してくれる「文章の生成」など、3つの機能をチェックしました。

「Galaxy AI」には、「チャットアシスト」のほかに「通話アシスト」「ノートアシスト」なども用意されている
Gmailのメール作成画面。「文章の生成」「文章のスタイル」「スペルと文法」の3つを使える

「文章の生成」

 「文章の生成」は、伝えたいことを入力すると、希望するシーンやスタイルに合わせて文を作ってくれる機能。シーンとしては「標準」「Eメール」「ソーシャルメディア」「コメント」の4種類、スタイルとしては「プロフェッショナル」「カジュアル」「丁寧」の3種類が用意されています。

 今回は、「ミーティングの日程を7日から9日に変更したいです」という文をもとに、もっとボリュームのある文を生成しました。

 たとえば「Eメール」では、本文だけでなく件名も瞬時に生成されます。また、「ソーシャルメディア」を試してみると、絵文字入りですぐに投稿できそうな文が生成されました。ご丁寧にハッシュタグまで入っているのもユニークです。

「Eメール」
「ソーシャルメディア」

「文章のスタイル」

 続いて「文章のスタイル」は、すでに書いた文のスタイルを変更できる機能。ここでは「スマートフォンのバッテリーがなくなりそうです。充電器を貸していただけませんか」という文を考え、使うことにしました。

 「文章のスタイル」では元の文が「オリジナル」として表示され、それ以外に「プロフェッショナル」「カジュアル」「#SNS」「丁寧」「絵文字化」の5種類をチェックできます。

 たとえば「カジュアル」では「スマホのバッテリーが切れそうなんだけど、充電器貸してくれない?」という文になりました。「#SNS」では、先ほどの「文章の生成」と同様にハッシュタグが加えられています。

「スペルと文法」

 「スペルと文法」は、文法の誤りなどを提案してくれるもの。ここでは「体調を悪くなってしまいました。何も食べれません」という文を使ってみることに。

 すると、「体調が悪くなってしまいました。何も食べられません」というように、こちらが事前に想定していた通りの修正案が提示されました。

 Galaxy Z Fold6は、端末を開くことで約7.6インチのメインディスプレイを使えるフォルダブル端末。大画面にAI機能も加わって「鬼に金棒」という印象であり、作業効率を大幅にアップしてくれそうです。