みんなのケータイ
HELLO CYCLINGで「電動サイクル」レンタルが始まったので、風になってみた!
2024年2月20日 00:00
HELLO CYCLINGというレンタルサイクルのサービスがあることは、スマートフォンユーザーの方ならそれなりにいらっしゃるのではないか思います。
そう、電動アシスト自転車の椅子の後ろにQRコードが描かれていて、コイツをスマホでピッ、とやるとその自転車がレンタルできるというあのサービス。の、自転車の色の白いほうですね(赤いほうは別の会社です)。
そのHELLO CYCLINGで、「電動サイクル」のレンタルが一部地域から始まりました。
電動サイクルは、「特定小型原動機付自転車」のカテゴリーに入るもので、簡単に言うと、見た目は自転車によく似ていますが、フル電動でペダルを漕がずに走れる乗り物です。
で、さて。その「電動サイクル」のレンタルが始まった場所というのが「千葉市・さいたま市」と、筆者の住む近隣であることもありまして、さっそくレンタルして走ってみたのでありますよ。いやー、気持ちよかった、風になったぁ~!
この「電動サイクル」、運転するのに免許証などは必要ありません。レンタルに必要なアプリはこれまで使ってきた、スマホの「HELLO CYCLING」です。
ただし、「電動サイクル」をレンタルする場合には、アプリに入っている「交通ルールテスト」にあらかじめ全問正解すること、それと(運転できるのは16歳以上なので)「年齢確認」が必須になっています。
「交通ルールテスト」は、「HELLO CYCLING」アプリの「交通ルールとマナー」ページで表示できるルールを一通り読めば覚えられるレベルのものです。
まったく難しくはありませんが、「特定小型原動機付自転車」ならではのルールとして、たとえば「道路の右折時はどのような交差点でも2段階右折」なんていうのもありますから、ルール自体は必ず読みましょう。
レンタルの方法も簡単で、これまでの電動アシスト自転車のレンタルの方法と同じ。
アプリ上で、借りたい「電動サイクル」の予約をするか、ステーションで乗りたい電動サイクルを見つけたらQRコードをスキャンして、カチャンと解錠。あとは、乗って、スイーっと走るだけです!
電動サイクルは、従来型の電動アシスト自転車よりもかなり小ぶりで、ステーションに並んでいると「ちょこんと」感が際立ちます。「こんなんでしっかり走るのかなぁ?」ちょっと心配になるでしょう?
特に乗り出し初めは、「歩道可モード」最高時速6kmしか出ないので、実は余計に安定しないんです(ハザード付けながらヨタヨタ動き出してるので端からもそう見えると思う)。
でも、心配しないでください。時速20kmで走り出せば、もう街並みもスイスイ。爽快この上ないです!
この電動サイクルにはハンドルの右手に「モード切替スイッチ」が付いておりまして。走っても問題ない歩道を走るときは「歩道可」、車道を走るときは「車道専用」に切り替えて走る必要があるんですね。この電動サイクルは、出せる最高スピードが「歩道可」では時速6km、「車道専用」では20kmになるのです。
原則として、この電動サイクルは、車道・もしくは自転車道を走ることになっています。なので、(レンタルのステーションは歩道にあると思いますので)必然的に最初は歩道可モードでノタノタ動くことになってしまいますが、すぐに車道に出てしまいましょう。
そして、モードを車道に切り替えてアクセル。電動サイクルのアクセルは、スクーターやオートバイなどと同じで右手の手首を回すことで加速します。すると、モーターが力強くグググググっとまわって、搭乗者を風の世界に乗せてくれます。
今のところ、このHELLO CYCLINGの電動サイクルの問題は、台数が少ないこと! まだサービスがスタートしたばかりだからだと思うのですが、なかなか借りるのが大変なんですよね。
筆者、サイクルステーションが商業区中心駅に集中していくつもあるのでそこに電動サイクルがあるんじゃないかと思ったのですが、ない、ない、ない! やっと探し当てた一番近い電動サイクルは、そこから離れた「隣の駅前」でした。そして、そこまでバスで100円かけて移動して、レンタルしました。
でも、帰りの一駅分のサイクリング……じゃないな、ライディングかな? は、時速20kmで車道(の端にある自動車専用道)を走りました。たまに歩道に合流し、高層ビルを横目に眺め、海風を受けながら走るのはとても気持ちがよかったですよ! はい。