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”MagSafe対応”になるケースで超絶便利になったGalaxy S23 Ultra

 「スマホを買ったらすぐにやりたいこと」――人によってまちまちだろうが、筆者の場合は「ケース取り付け」と「保護フィルム貼り付け」だ。

 幸い、Galaxy S23 Ultraはグローバル展開しているし、人気のある機種ということもあり、iPhoneほどではないにしても、好みのケースを選べる。保護フィルムも、探せば画面内指紋認証対応のガラスフィルムを見つけることができる。

 これまでは、「どうせ2年で返すし」と考え、1000円程度のものを見つけては、クリアカラーが黄ばむまで使い倒していた。今回も、そうしようと思っていたのだが、非接触充電できるタイプであれば、いわゆる自己責任になるが簡単にMagSafe対応スマホに“チェンジ”できるとのことで、「GalaxyS23Ultra MagSafe ケース」で調べていたところ、スタンド機能も搭載しているものを見つけたのですぐにポチッとした。

 Galaxy S23 UltraをMagSafe化したいと考えたきっかけは2つある。1つはすでにMagSafe対応のiPhone 14を持っており、それと同時にMagSafe対応モバイルバッテリーを使い始めるようになって、その便利さを実感したから。

 もう1つは、ベルキンから『アナと雪の女王』コラボのMagSafe対応モバイルバッテリー「BoostCharge Magnetic Wireless Power Bank 5K + Stand」が発売されると知ったからだ。

 「ちょっとお高いけど、スタンドにもなるし、好きな作品だしぃぃいいい!」みたいな勢いで、MagSafeへの対応が急がれたのだ。

 購入したのは「【MagSafeスタンド一体型】Holidi Galaxy S23 Ultra ケース MagSafe SC-52D SCG20」。単体でスタンド機能もあり、Galaxy Z Fold3 5Gと同じ、「立てておける」というメリットを享受できる。

ワイヤレス充電可能なスマホをMagSafe対応にしてくれる「【MagSafeスタンド一体型】Holidi Galaxy S23 Ultra ケース MagSafe SC-52D SCG20」

 「肝心のMagSafe機能は?」(繰り返しになるが自己責任)というと、こちらもすこぶる調子がいい。ただのワイヤレス充電だと、どこに当てれば充電が始まるのか、位置を調整する必要があるが、このケースをつけたGalaxy S23 Ultraでは、カチッとマグネットが吸着するので手間がない。

 スタンドとしても、しっかりしている印象だ。Galaxy S23 Ultraの重さに耐え、縦置きでも横置きでも、パタンと倒れてしまうことがない。ポリカーボネート製の背面は高級感を添えてくれるし、TPU製のフレーム部は脱着を容易にしてくれる。

ポリカーボネートらしいツヤが気に入っている
縦置きも……
横置きも、カチッと止まってくれるしガタツキもない
リングを開くときにはリング上に開いている穴を使う

 手元に届いてからほどなくして山口真弘氏の「百均で入手可能、ワイヤレス充電対応スマホをMagSafe対応に変えるステッカー」記事を読んだときには、「早く言ってよ~」と思ってしまったが。

 保護フィルムには「Galaxy S23 Ultra ガラスフィルム+Galaxy S23 Ultra カメラフィルムSC-52D/SCG20」を選んだ。画面内指紋認証に対応しているとあったからだ。

「Galaxy S23 Ultra ガラスフィルム+Galaxy S23 Ultra カメラフィルムSC-52D/SCG20」。いずれにしても名前が長い。メーカーがつけているはずの本当の名前を知りたい

 画面内指紋認証とガラスフィルムの相性はあまり良くないと聞いていたが、フィルムを貼り付けてから指紋登録を再度行ったところ、予想以上に“悪くない”と感じた。乾燥する季節では厳しいと感じるが、それでも指に「はーっ」と息を吹きかけると、大抵は認識する。また、酷使する親指や人差し指より、あまり力を入れて使わない薬指などのほうが、認識率は高いと感じた。

画面内指紋認証対応のガラスフィルムは、認識エリアの辺りの厚みが異なるためか、見た目がよろしくない

 困ったのは、フィルムの縁の部分で、タッチ認識しづらくなってしまったことだ。アプリの切り替え、アプリの終了などのために、ディスプレイ下部から上に向けてスワイプするのだが、指を置いてからひと呼吸待ってスワイプしないと、高確率で何も生じない。ホーム画面から、起動中アプリを見ようとした場合には、高確率でアプリ一覧画面が表示されてしまう。

 このプチストレスを甘受し続けるのか、それともディスプレイの保護をあきらめるのか……悩ましいと思いつつ、多少の面倒臭さを受け入れられる器の広さを来年は身につけようと思うのであった。