みんなのケータイ

HolaFlyのアメリカプランでハワイに行ってみた

 先日まで5日間ほどアメリカ・ハワイへ取材に行ってきました。現地でのモバイル通信は、ahamo(iPhone 14 Pro)と楽天モバイル(Pixel 8 Pro)があり、こちらは追加料金がかからずに、そのまま規定されたデータ量まで使えます。

 さらにPixel Foldも使っているのですが、こちらにはNTTドコモ5Gギガホ プレミアを契約したeSIMをセットしています。

 NTTドコモの海外ローミングサービス「世界そのままギガ」を使った場合、5日間で3980円です。

 もうちょっとコストを抑えたいということで、海外旅行向けの国際eSIMプランを提供しているHolaFlyのアメリカプランを利用してみました。

 このプランだと5日間で2400円と「世界そのままギガ」より低価格ですみます。またテザリングは非対応ですが、データ通信は無制限となっています。

HolaFlyのアメリカ向けプランは2400円/5日間から

 HolaFlyの場合、あらかじめ公式サイトからプランを購入し、メールで送られてくるQRコードを設定アプリのSIMの追加から読み込んで設定していくタイプ。

 このタイプの設定方法は、インターネット接続とQRコードを表示するための別端末が必要なので、日本出発前に設定。ハワイに着いてからSIMをオンにすれば、そのタイミングから設定された日付まで利用できます。

設定アプリからeSIMを追加

 海外で無制限に使えるとうれしいのが、撮影したデータのバックアップを気にせず行えること。

 筆者はGoogleフォトをバックアップ用に使っていますが、Pixel Foldで撮影したぶんだけでなく、デジカメなど別のカメラ撮影したぶんもPixel Foldにコピーしておけば自動でバックアップされます。

 ちなみにHolaFlyのアメリカプランでは、オーストリアの通信キャリアのローミング扱いとなるため、Googleフォトアプリの設定アプリで「ローミング中にバックアップ」をオンにしておく必要があります。

ローミング中でのバックアップするように、設定をオンにしておく

 また楽天モバイルをセットしているPixel 8 Proは、日本では同じように無制限にバックアップしていますが、海外でその設定だと無料ぶんの2GBをすぐに使い切ってしまうので、逆に「ローミング中にバックアップ」をオフにしておきました。

 またYouTubeへの動画のアップロードやYouTubeの視聴、さらにカーシェアでクルマを借りたので、カーナビがわりにGoogleマップを使ったり、とにかくスマートフォン単体でガンガン通信し、結局5日間で40GB以上使っていました。これだけ使って2400円ですむならかなりオトクでオススメです。

HolaFlyとPixel Foldの組み合わせでは、カーナビとしても活躍
クルマに装着するホルダーは日本から持っていった

 ひとつだけ注意したいのが、オーストリアのサービスを使っていること。そのため、欧州で利用制限をしているYahoo!ニュースなど、Yahoo!JAPAN系のウェブサービスが利用できません。

Yahoo!ニュースなどにアクセスするとこの表示になってしまう

 通信速度が下りで19Mbps程度なので、爆速ではありませんが実用には問題ないレベル。アメリカへの旅行でモバイル通信を用意する必要があるなら、候補のひとつとしてオススメできるサービスでした。

5G表記になることもあったが、そこまで高速での通信速度ではなかったです