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アナログ電話やポラロイド風、ケースが楽しいフリップスマホ「Phantom V Flip 5G」

 新興国に強いスマートフォンメーカー、Tecnoが9月22日に縦折り型の折りたたみスマートフォン「Phantom V Flip 5G」を発表しました。

 フリップスタイルのスマートフォンはサムスン、ファーウェイ、モトローラ、OPPO、vivoとメジャーメーカーが次々と製品を出していますが、ついにTecnoもその市場に参入する時代になったのです。しかも楽しいケースも発売予定で、新興国がうらやましくなってしまいます。

PHANTOM V Flip 5Gには楽しいケースが登場する

 Phantom V Flip 5GはチップセットにメディアテックのDimensity 8050を採用するモデルで、本体を閉じると厚さ15mmのコンパクトサイズになります。アウトディスプレイは円形で1.32インチ、通知やカメラプレビュー用に使えます。

円形アウトディスプレイを備える縦折りモデル

 本体を開くと6.9インチディスプレイが現われます。厚さは7mm、重量194gと縦折りモデルとしては一般的な大きさでしょう。バッテリーは4000mAhで45W充電に対応。インドやアフリカで発売予定で価格は約600ドル(約9万円)です。

開けば6.9インチディスプレイのスマホになる

 さてPhantom V Flip 5Gのケースは外側の円形ディスプレイを活かしたデザインンのものが発売される予定です。シンガポールで行われた発表会会場には参考出品として発売予定のケースがいくつか展示されていました。

Phantom V Flip 5Gのケースがずらりと展示

 まずはアナログ電話機型ケース。ケースをつけるとサイズはかなり大きくなるものの、この中にスマートフォンが入っているとは誰も思わないでしょう。受話器の部分も外れます。改造してここにBluetoothイヤホンを入れて実際に受話器で通話できるようにしたくなります。

電話機型のケース。スマホには全く見えない

 古いラジオ風のケースは取っ手の部分を握って持ち運べるので意外にも実用性もあります。カラーも複数ありました。

ラジオ型ケースは使い勝手がよさそう

 そしてポラロイドカメラ風ケースはPhantom V Flip 5Gのカメラ部分に穴が開いているので、このままカメラのように使うこともできるという優れた製品。ただし裏側にファインダーはありません。フラッシュも光らずダミーですが、首からぶら下げて持ち運ぶのが楽しくなるケースです。

このまま写真を撮りたくなるポラロイドカメラ風ケース

 透明なプラスチックドームのついたケースはPhantom V Flip 5Gの機能を生かしたケースになります。ネコが見えますが、実はPhantom V Flip 5Gは外画面でバーチャルペットを飼うことができるのです。

 街中でこのようなドームのついたバックパックにネコや子犬を入れて歩いている人を見かけたことはありませんか?このケースはそれを模しているのです。ドームのおかげでペットも大きく見えるというオマケ機能付き。なおケースの裏側にはショルダーベルトもついています。

ペットといつも一緒にいれるケース

 ちなみにこちらが外画面にバーチャルペットを表示した状態です。

数種類のペットを表示できる

 この他にもファッションケースなどが展示されていましたが、普通のケースをつけるのがむしろもったいない、と思えてしまいます。これらのケースは実際に発売予定とのことで、ケースだけでも欲しくなりそうです。今後は折りたたみスマートフォンを出す他のメーカーも楽しいケースを出してくるかもしれません。

ファッションケースもいい感じ