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「次のTwitter」を探しているなら、より心の機微が絵文字で伝わる、高機能な短文型SNS「Misskey」へようこそ

 1月6日の本コーナーで、甲斐さんが“ポストTwitter”のひとつ「Post」を紹介してましたね。

 それなら、筆者も対抗して“さらにもうひとつのポストTwitter”とでも呼びたい、システムをご紹介したいと思います。このコーナーでは再度の紹介になってしまいますが、日本語圏で、年齢層広く、注目を集め始めた、SNSシステム……そう「Misskey」です!

 筆者、ここは何度紹介してもいい注目のSNSだと思うんですよ! システムのバージョンもv13にアップデートされてさらに便利になったことでもありますし、ここでもう一度解説させていただいちゃいます。

何度でも紹介しちゃうぜ、Misskey! ちなみにMisskey専用閲覧アプリ「Milktea」というのもあるのですが、個人的にはブラウザで見る方が楽な気がしています。

 Misskeyは、とある日本人開発者が、2014年に始めた掲示板だったそうです。そこから、ユーザーが短文(ノート)を投稿し時系列で流れる「タイムライン機能」を追加したところ人気が高まり、徐々にそちらをメインとして開発が進むようになったのだとか。そして現在、Twitterを拡張したような、短文を残していく+個別チャットなども備えたタイプのSNSになっていったそう。

 ただ、Twitterとは違って、Misskeyは、分散型SNSシステムとなっています。これはどういうことかというと、様々な特色のあるコミュニティが多数のサーバー(インスタンスと呼んでいます)に分散して存在していて、お互いに通信(分散SNSの世界ではこれを『連合』と呼ぶんです)して、さらに大きなネットワーク(Fediverse)を形成しているんですね。

 あ、ちなみに、「フェディバース(Fediverse)」って用語からもおわかりの方もいるかもしれませんが、MisskeyシステムたちをつなげているのはActivityPubプロトコルで、今「Twitterからの待避先」としてよく名前の挙がる「Mastodon」とも連合を形成可能です。実際に多くのMisskeyシステムがMastodonたちと連合を組んでおり、タイムラインを「グローバル」にすると、多くのMastodonシステムからトゥート(Misskeyでいうノート)がタイムラインに流れ込んできます。ただ、筆者は後述の理由でグローバル表示にはあまりしてませんが。

 グローバル表示以外にも、Misskeyには便利なタイムライン表示モードがありまして、それは「ソーシャル」モードというもの。簡単に言うと、ホームタイムライン+ローカルタイムラインを表示するモードです。だいたい、Mastodonを使っている方でも、見たいのってこの2つじゃないですか? かなり便利なんですよね、この表示モード。

実際、これが必要にして充分かなーと思える、「ソーシャル」タイムラインモード。TwitterなんかでもTLで見たい範囲ってこんな感覚なんじゃないかって思いますが、どうなんでしょう? 少なくとも今の「おすすめ」は違うよなぁ、と……。

 ……いいんですけど、ソーシャルやグローバルレベルでタイムライン表示させるとこの「ドコのインスタンスからの表示か」などの表示もデザインが非常に綺麗なんですよねー、Misskeyって。Mastodonのようなバタ臭さがない、というか。こういう細やかさが日本のユーザーにはウケるんだろーなー。

 なお、Misskeyは、システム的にはオーソドックスなというか、Twitterユーザーと親和性の高いシステムで、同じように、普通に文字を書くだけツイート……もとい、ノートもできます。そして、そこに絵文字を混ぜることも、リプライ、リノート、ハッシュタグと言った機能も、Misskey は備えています。はっきり言ってTwitterのエディタより断然、多機能です。

「so」を候補にするだけで、これだけ絵文字の候補が挙がってきます。すごくないですか!?

 で、ノートに対する反応ですが、Twitterでは「いいね」しか表明できないところを、Misskeyでは「クラッカーで歓迎」「サムズアップ」「ハート」などなどバリエーション豊富、かつさまざまな表現の絵文字で表明できます。そう、この非常に豊かな感情表現が、のMisskeyの最大の特徴なのです。

 各インスタンスによってどんな絵文字を持っているかは違うのですが、「かわいい」「おかえり」「エロじゃん」「そこになければないですね」など、さまざまな「いいね」を付けることができます。「いいね」だけでは表現できないタイムラインがそこにはあるのです。

 インスタンスのアクティブユーザー数にもよるのですが、「こんにちは」「初めて書き込んでみました」の書き込みだけで2、3種類のいいねアイコンが付くインスタンスもありますよ。

普通にノートすればなんだか絵文字で歓迎が返ってくる……。ここは居心地の良い短文SNS……。

 Misskey生活を楽しむにはインスタンス(サーバーのこと)選びは重要かもしれませんね。自分が話題と雰囲気に溶け込めるインスタンス。なので、ユーザーは、様々な特色のあるなかから、自分のアカウントを作るMisskeyサーバーを選んでアカウントを作る、ってことになりますね。

 Misskeyインスタンス一覧はこちらにあります。

 筆者の場合、多くの時間入り浸っているのは、misskey.ioというMisskeyインスタンスでここはMisskeyの中では一番アカウント数が多いだけありいつも賑やか。「はじめまして」と書こうものなら10個くらいは歓迎のアイコンが飛んでくる感じです(言っておきますが、仕事は進まなくなりますよ)。