みんなのケータイ
「Yahoo!乗換案内」に便利な連携機能、それでも筆者が“アナログな方法”に戻った理由
2023年1月16日 00:00
2022年の年末、ヤフーのアプリ「Yahoo!乗換案内」で、小田急ロマンスカーのユーザーにはうれしいアップデートがありました。乗り換えのルートを検索すると、検索結果からロマンスカーの空席状況を確認したり、電子特急券を予約・購入したりできるようになったのです。
昨夏に「みんなのケータイ」でご紹介したとおり、小田急線沿線在住の筆者は、ロマンスカーを利用する回数もそこそこあります。さすがにサブスクリプションサービスの「EMot 特急パスポート」を利用するほどではないのですが、年末年始の帰省時にもロマンスカーは活躍してくれました。
念のためご説明しておくと、ロマンスカーを利用するためには、事前に特急券を購入しておく必要があります。
毎回同じ時間に乗るわけではない筆者のスタイルは、まず「Yahoo!乗換案内」で経路を確認し、乗るべきロマンスカー車両のおおよその時間帯を把握してから、小田急のMaaSアプリ「EMot」で検索をかけ、電子特急券を予約・購入するという流れ。
割とアナログ(?)な方法のため、今回のアップデートによってだいぶ便利になるのかなと思いましたが、結果は筆者の期待していたものと少し違っていました。
というのも、「Yahoo!乗換案内」から遷移する先が「EMot」のアプリではなくWebサイトなのです。
「え、Webサイトで予約・購入すればいいだけなのでは?」筆者も最初はそう思いました。
ですが、「EMot」のWebサイトのログイン方法は少しクセが強いものになっていて……。「SNSログイン」「メールアドレスでログイン」のうち後者を選ぶと、アドレスを入力し、そこに届く“検証コード”なるものを入力するよう求められます。
「SNSログイン」はまだ試していないのですが、個人的には、メールアドレス&パスワードでログインするしくみよりも少しめんどう。加えて、「ログイン情報を保持」のようなチェックボックスが見当たらず、筆者の環境ではその都度ログインする必要があります。
ログインの手間を受け入れ、「Yahoo!乗換案内」から「EMot」のWebサイトへシームレスに行ける利便性を取るか、ログイン情報が保持されている「EMot」のアプリで特急券を予約・購入するか……。この2択で後者を選んだ筆者は、結局、先述のアナログな方法に戻ることになりました。
「Yahoo!乗換案内」がアップデートで便利になったことは間違いないと思うのですが、残念ながら筆者の使い方には完全にマッチせず。今後は、「EMot」アプリとの連携実現にも期待したいところです。