みんなのケータイ
PayPayにチャージしすぎて、何に使うか苦闘した結果、住民税を支払った件
2022年8月1日 00:00
「PayPayチャージしすぎた」「でも戻せない」
ことの起こりはこんな行き違いから。
先日、家でくつろいでいると、大学に進んだため離れて暮らしている子供から「1万5000円送金してくれない? ぺいぺい はらうの」とLINEで連絡がありまして。
「おけ」と返事し、チャージしてから(ちょっと色を付けて)PayPayで2万円を送ったのです。
そうしたら「あ、ちがうよ ちがうちがう」とLINEが帰ってきまして。
「俺がPayPayで1万5000円分払うから、同じ額を銀行口座にお金を振り込んでほしい」と……。あらま。
あらためて自分の銀行口座からネットバンキングで2万円を子供の銀行口座に振込しまして。まぁ、私の、子供に対しての送金は取りあえず解決したのですが……。
そんなわけで子供からの送金もあり、手許のケータイのPaypayに1万5000+2万=3万5000円も残高があるという状態に。
さて。
どうしましょう。実をいうと、筆者、ワイモバイルユーザーなので、PayPayには「ソフトバンク・ワイモバイルまとめて支払い」、つまり携帯電話の利用料金とまとめ払いを利用してしまっているので、チャージしてしまったPayPay残高を戻すことができません。
Amazonで使おう! ……使えなかった
で、このときは時は、7月初旬でありまして。
7月12日から13日はオンライン通販サイト「Amazon.co.jp」で「プライムデー」があります。筆者、Amazonで買いたいモノが2万円分くらいがありました。
そして、Amazonですが、ニュース記事で出ていましたね。この5月からオンライン通販サイト「Amazon.co.jp」の決済で、決済サービス「PayPay」が利用できるようになったと。
ポイント2重取りかぁ……イイネ!
どうせ使うつもりだったのだし、とAmazon.co.jpでの買い物の決済にこのPayPayの残高を使おうと考えました。
で、準備として、Amazon.co.jpのアカウントサービス画面で「お支払い方法を追加」→「PayPayアカウントを追加」に進みフローに従ってアカウントを連携しておきます。「お支払い方法」に「お客様のPayPayアカウント」が追加されました。
そして、プライムデー当日。
うはは、買いたかったスマートリモコン「Nature Remo mini 2」がいつもの7000円近い価格から4500円弱まで下がっています。ヨシ買うぞ! 決済! PayPayを選択!
したらば! 妙に残高が少ないのです。
「ご利用可能なPayPay残高 :¥32」
「PayPayマネーとPayPayポイントのみ利用可能です」
「⚠残高不足です。PayPayアプリにてPayPayマネー残高をチャージしてください」
と表示されてしまいます。あれ……なぜだ……。
そうです。ここでPayPayをお使いの方ならお気づきかもしれません。
PayPayの残高には
- PayPayマネー:登録済み銀行口座・コンビニATM・ヤフオク!・PayPayフリマの売上
- PayPayマネーライト:PayPayカードや、ソフトバンク・ワイモバイルまとめて支払いを利用した残高
- PayPayポイント:特典やキャンペーンで付与されるポイント
がありまして。
「ワイモバイルまとめて支払いを利用した残高」でチャージした金額は「PayPayマネーライト」に分類されます。
Amazon.co.jpで利用できるのは、「PayPayマネー」と「PayPayポイント」。「PayPayマネーライト」は使用不可なのですね……つまり、Amazon.co.jpでは利用できない分類のお金とされているのです。むーん、なんという……。
……とりあえず、プライムデーで買うモノは最低限クレジットカード(これも旧Yahoo!カード、つまりPayPayカードですな)で支払って買いましたが……。
何か支払い必須のもので使えないかな……公共料金とか……あ! 税金!
なんというか、手許に3万5000円ほどお金があるような気がするんだけど買いたいモノが買えない、というか使いたいところで使えないという変な状態になってしまったのでありました。
にしても、どうしましょうかね、この3万5000円。
できるだけ、無駄遣いにならないように使って、できれば本来使わなければならなかったお金のために使いたいのですが、使い方、ありますかね……。
と悩みました。できれば必ず支払わなくてはならないようなもの、で使うのがいいな……。
たとえば公共料金とか……インフラ回り……電話料金をPayPayで払えないかな、とか……。
と、いろいろ探していたら、使い方、ありました!
筆者の住んでいる市の場合、「住民税」がPayPayに対応していました。
住民税は、「普通徴収」といって給与天引きでない方法で払う場合には、支払額が記載された払込票が送付され、それを銀行やコンビニエンスストアに持っていき支払うのですが。
PayPayであれば、スマートフォンで払込票のバーコードを読み込むだけで、どの市の何期分でいくらかが表示されます。そして、「支払う」ボタンをタップするだけで、払い込み完了です。
手持ちのPayPay残高に若干プラスでチャージして、今年度の住民税の払い込みを終えてしまいました。
ああ、これは便利で楽で、そして無駄遣いにもならずいい使い方でした!