みんなのケータイ

自宅回線のバックアップにSoftBank Airを契約した

  先日のKDDIの通信障害や昨年秋のNTTドコモの通信障害など、最近発生した通信障害でスマートフォンやインターネットへの依存度の高さを感じた人は多いだろう。

 幸いにも筆者はどちらも別の会社の回線も利用できたため、全く通信が行えないような事態には陥らなかったものの、それでも通じなくなった瞬間は携帯電話事業者の問題だとは思わないし、咄嗟にデュアルSIMで入れてある別の回線に切り替えようとも思わないので、備えがあっても焦らない、驚かない、というのはなかなか難しい。

 そんな通信手段だが、スマートフォンは複数の事業者の契約を用意して備えているものの、自宅のインターネット回線は「ドコモ光」の契約しかない。

 通信障害を受けて……ではないのだが、もっぱら自宅で作業をしている筆者にとって、自宅のパソコンがネットに繋がらないのは死活問題だ。

 ドコモ光の速度や料金といったサービス内容には満足しているが、過去にはNTT収容局の工事で僅かな時間繋がらなくなったことや、宅内設備として貸し出しされるONUの故障で半日以上ネットに繋がらない状況になったことがある。

 繋がらないときはスマートフォンのテザリングで凌いできたものの、昨今の通信障害や過去の経験を元に「パソコン用の予備回線」を用意してもいいかな、と考えていたところ、SoftBank Airの契約勧誘の電話がきたので契約してしまった次第だ。

 今回契約を行ったのは5Gには非対応のSoftBank Airターミナル4だ。

 最新モデルの「SoftBank Airターミナル5」も選べたのだが、筆者宅はSoftBank 5Gエリア外なので敢えて4Gまでの対応のSoftBank Airターミナル4で十分だろうと判断した。

 また、今回契約の決め手になったのは割引だ。

 ワイモバイルユーザー向けとして契約から2年間は通信料が大幅に割り引かれ、SoftBank Airターミナル4の分割払い分を含めても、毎月2200円しかかからない。

 さらにスマートフォンに対し「おうち割 光セット」が適用され、550円の割引が受けられるため、実質1650円でSoftBank Airを利用できる。

 予備の通信手段として適当なモバイルWi-Fiルーターと適当なSIMカードを放り込んでおくことも考えていたが、ある程度データ通信量の大きなプランをストックしておこうと思うと3000円~は発生するため、月間データ容量の制限のないSoftBank Airを契約してしまった方が安い。

 デメリットとしては通信料の大幅値引きは2年間だが、SoftBank Airターミナルの本体代金は36回払いになっていることと購入補助として適用される月月割も36回になっていることで、2年後に割引がなくなった時点で解約すると、SoftBank Airターミナル4の残り12回分の支払いがまるっと残ってしまうことだ。

 ただ、それも2万円くらいなので、割引の聞く2年間で割っても月々1000円以下。それを2年間の毎月の通信料に足しても「月間データ量無制限」の回線を1本持つと考えれば安いので、なんとか納得できる部分だろう。

 SoftBank Airの出番が来ない方が嬉しいのだが、これで自宅のパソコンのインターネット接続もバックアップ体制が整った。

 そして最後に本音を。

 実は前々からこの手の「モバイル回線に繋がるホームルーターを使ってみたかった」ので、これで欲を満たすこともできたので満足だ。