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Android 12の新機能「さらに輝度を下げる」で極限まで暗くして快適な使い心地にした話

【Pixel 5a(5G)】

 筆者の日常的な楽しみというか、息抜きは読書なんですけど、ここ数年はほとんど電子書籍になりました。

 やはり場所を取らないし、思い立ったときにその場で購入できるという利便性は何よりも魅力。こりゃあ素晴らしい。

 それで、筆者がスマホで読書するのってだいたい夜なんですよね。部屋の電気を消して暗闇の中で静かに本を読む。なんと贅沢な時間かと思うんですが、ディスプレイの輝度を最低にしてもまだ明るすぎて目が痛くなるのが悩みです。

 そんなところで読むなと言われればそれまでですが、読書じゃないにしてもSNSや動画視聴なんかで同じような使い方をしている人は少なくないのではないでしょうか。

 Android 12の場合、そんな問題を解決できる機能が標準で搭載されていました。具体的には設定から「ユーザー補助」を選択。「表示」という項目の中に「さらに輝度を下げる」という項目があります。

Android 12にアップデートして早数カ月。気づいたのはごく最近である

 ここをオンにすると、輝度がちょっと下がります。そのまま通常の輝度調整を最低まで下げると、よりいっそう画面が暗くなるということです。暗闇の中での読書が苦にならないという素晴らしさよ。

 以前もこのコーナーで筆者が取り上げた「ユーザー補助機能ボタン」にこの機能のオンオフを割り当てることも可能。ボタンを押した瞬間に画面を暗くでき、長押しすれば通常の補助機能のメニューと割り当てを切り替えられます。

音量キー長押しでもオンにするオプションがある

 本稿で取り上げているのは「Pixel 5a(5G)」ですが、シャープ製の「AQUOS R6」でも利用できることから、多くのAndroid 12搭載機で利用できるものと思われます。

 筆者の場合、日頃から低めの輝度に固定して使っているので、この機能は常時オンでもいいような気がしてきました。

 闇夜で読書というのは、どう考えても目に良くないのでちょっとアレですが、昨今頻発する地震などの大規模災害時には、スマートフォンのバッテリー確保が必須。

 バッテリーが切れそうなタイミングで地震が! という事態におちいってしまったら、省電力モードやこの機能をオンにして耐えしのぐという手もありでしょう。万が一のために覚えておくと良い機能かもしれません。