みんなのケータイ
写メしたくなる?――AQUOS sense5Gで撮った写真は思ったよりイイ
【AQUOS sense5G】
2021年5月18日 06:00
「写メ」という単語がある。つい最近まではよく耳にしたが、最近はどうなのだろうか。外出していないのであまりわからない。
今ではほとんどの人は、「写メ」を「スマホで写真を撮ること(またはそのようにして撮影した写真)」という意味で使うだろうし、写メと聞いて、そのようなものをイメージするだろう。
しかし、ある一定の世代以上のガジェッターたちにとって、写メとは「携帯電話で撮った写真をメールに添付することで、その場の楽しさを共有する」というような、ノスタルジーに浸れる単語であるだろう。
実は、写メは短縮形で、20年前の登場当初は「写メール」というものだった。これはJ-フォン(現在はソフトバンクモバイル)が扱うカメラ付きケータイ「J-SH04」の登場とと同時に生まれた。今では考えられないかもしれないが、それまでカメラ付きケータイというものがなかったのだ。
前置きが長くなったが、ケータイ×カメラの老舗メーカーはシャープ。シャープ製端末であれば、カメラ機能の性能に間違いがないだろうからということで、サブ端末としてAQUOSブランドを購入してしまう筆者。果たして、5G端末としてかなり安価なAQUOS Sense5Gのカメラも“間違いがない”ものだっただろうか。食べ物、風景、自然物などで試し撮りをしてみることにした。
食べ物
AQUOS sense5Gのカメラには「AIオート」が搭載されている。被写体が何であるかを識別して、最適化した写真を撮れる。というわけで、食べ物の写真は破壊力満載のものとなった。
ただ、なぜかわらじカツ丼だけは、青味がかった色合いで、あまりおいしそうに撮れなかった(もちろんおいしかった)。
ブツ撮りには使えるか?
最後に、ブログやSNS、フリマアプリなどに掲載する人たちにとって外せないブツ撮りも試してみた。今回はスタジオを使用せず、柔らかな曇り空の自然光を使って撮影した。
今回の写真は、どれも未加工であるのは当然、設定すらいじらず、全くデフォルトの状態で撮影したものだ。本原稿執筆前は、「シャープ製スマホのカメラはいいものだという主観が入ってしまうのではなかろうか」と不安だったが、それぞれの端末から取り出して、このように比べてはじめて意外とイケることがわかった。
もちろん、本物のデジカメには、フォーカススピードもシャッターの反応速度も遠く及ばないが、日常を切り取ってリアルに会えない家族や友人とシェアするのには全く問題がない。基本に立ち返って、AQUOS sense5Gで写メならぬ写ツイを楽しむのも悪くないなと感じたのであった。