みんなのケータイ

Oculus Quest 2&スマホでバーチャル家族旅行を楽しんでいます
2021年5月17日 06:00
ゴールデンウィークは、家族でハワイ旅行を楽しみました。みんなでワイキキビーチを歩き、ダイアモンドヘッドにも登りました。
バーチャルで……では、ありますが。
筆者は最近、VRヘッドセットの「Oculus Quest 2」にハマっています。普段スマホでもゲームはほとんどやらないのですが、数年前にGalaxyの購入特典でゲットした「GearVR」でゲームだけじゃないVRの楽しさに開眼し、「Oculus Go」で一旦は飽きたものの、コロナ禍で「Oculus Quest 2」に再びハマって、現在に至っています。
最初はリモートワークの気分転換に、ひとりでフィットネス系のアプリなどを楽しんでいたのですが、周囲に勧めまくった結果、今では70代の両親も含めて、家族全員がVRヘッドセットを所有しています。ちなみに、両親には筆者から「Oculus Go」をプレゼントしました。
「Oculus Go」や「Oculus Quest 2」は、パソコンやスマホがなくてもそれ単体で楽しめるスタンドアロン型のVRヘッドセットですが、セットアップの際にはスマホが必要です。両親自身でセットアップをしてもらうのはさすがに難しいと思い、両親がスマホを買い換えたタイミングで筆者がまとめてセットアップし、さらに必要なアプリもインストールしてプレゼントしました。
インストールしたのは「Wander」というアプリ。
簡単に言うと、Googleストリートビューの360度写真を、VRで楽しめるアプリです。日本語には非対応なのですが、Googleマップのストリートビューと同じように、地図から目的の場所を選ぶとその場所にジャンプできるしくみで、操作は直感的。すすみたい方向を選択すれば、そのまま移動することもできます。地名を入力してキーワード検索したり、お気に入りの場所をブックマークできる機能なども備わっています。
加えてマルチユーザーに対応していて、同時にアクセスした仲間同士で会話をしながら、同じ風景を一緒に楽しむこともできます。
しかも「Oculus Go」と「Oculus Quest 2」のどちらにも対応。「Oculus Go」の販売が終了してしまった今となっては貴重な、「Oculus Go」と「Oculus Quest 2」で一緒に楽しめる神アプリのひとつです。
家族はそれぞれ離れて暮らしているので、今は特にリアルではなかなか会えませんが、VRヘッドセットと「Wander」があれば、世界中どこでも一緒に旅することができます。さらにVRヘッドセットからOculusアプリをインストールしたスマホへ、見ている映像を簡単にシェアすることも可能。「Oculus Go」か「Oculus Quest 2」が一台あれば、スマホを通じて同居するほかの家族も一緒に、同じ風景を楽しむことができます。
Googleストリートビューがあればパソコンやスマホでも旅行気分が味わえますが、VRヘッドセットを使うと、本当に現地にいるよう。
みんなでわいわい話しながらその体験を共有することで、実際に家族旅行をしたような気分になれます。
VRなら、小笠原諸島のように、普段はなかなか行けない場所へもひとっ飛びですし、Googleストリートビューには海の中や美術館など、道以外に歩ける場所もたくさんあるので、いろんな楽しみ方ができます。
我が家ではあらかじめスマホで下見をしておき、筆者がツアーガイドとなって家族を案内することが多いのですが、毎回誰かのVRヘッドセットのバッテリーが切れるまで盛り上がっています。
以前のように、気軽に旅行に出掛けられるようにまでなるにはもう少しかかりそうなので、しばらくはVRヘッドセットとスマホで家族旅行を楽しみたいと思います。