「eSIM」に切り替えてようやく5Gに

　ワイモバイルが3月17日から提供を開始した「eSIM」に早速申し込みを行いました。

　ワイモバイルのSIMカードを利用しているスマートフォンはGoogle Pixel 5で、eSIMにも対応しています。以前は3～4台のスマートフォンを日常的に持ち歩いていましたが、最近はiPhone 12 ProとPixel 5の2台だけ。どちらもeSIMに対応しているため、上手にeSIMとSIMカードを組み合わせれば2台で同時に4回線を利用することが可能です。

　Pixel 5には「通話用」として人に伝えているワイモバイルのSIMカードを入れて使っていましたが、以前使っていた電話番号に連絡が入っていることも稀にあり、ワイモバイルのSIMカードをeSIMにすることで両方の電話番号をPixel 5で受けることができるのでいいなと。

　また、前回「ワイモバイルで5Gが利用できるようになるのでPixel 5へ買い替えた」と書いていますが、eSIMの提供が開始された時点では筆者のワイモバイル契約ではまだ5Gの利用ができない状態でした。

　ワイモバイルで5Gの提供開始が2月18日。そしてeSIMの提供開始が3月17日なので、1ヶ月経過してもまだ使えぬ5Gにやきもきしていましたが「SIMカードを切り替える」ため、これで5Gが利用できるようになるだろう!　と、これもeSIM切替を早々に申し込んだ理由でもあります。

オンラインでeSIMの申し込みができるのは新規契約のみ

　ワイモバイルでのeSIM申し込みですが、提供開始の3月17日に先駆けワイモバイルのサイトではeSIMサービスについての案内が掲載されていました。しかし、肝心のeSIMへの切替方法は当日まで掲載がなく、3月17日当日は朝から切替方法が掲載されないかと何度も更新を行ったのですが、具体的な切替方法の案内が更新されることはありませんでした。

　eSIMのお申し込みの項には小さく「※オンラインでは機種変更は受付できません。」とだけ。もしかするとSIMカードの切替も機種変更に該当するのかもと考え問い合わせを行ったところ、回答としては既存契約をeSIMに切り替える場合はワイモバイルショップ店頭でのみ受付可能との回答を得ることができました。

　そこで早速ワイモバイルショップへ。店頭でeSIMへの切替を行いたい旨を伝えるも「予約がいっぱいなので今日は受付ができない」、「今日から始まったばかりで確認をしないとわからない」と、3月17日当日のeSIMへの切替は行えませんでした。

　後日、別のワイモバイルショップへ朝一で行ったところそのまま受付が可能と案内され、無事にeSIMへの変更を行うことができました。

　eSIMへの変更手続きは通常のSIMカード再発行手続きと同様に事務手数料が3300円（税込）が発生します。また、手続きが完了した時点でこれまで使っていたSIMカードで通信が行えなくなるといった案内もありましたが、手続きそのものは15分ほどで終了しました。

eSIMプロファイルをダウンロードするQRコードが印刷された控えを渡されます

　手続き後は控えとして、eSIMプロファイルのダウンロード用QRコードなどが印刷された紙を渡されるので、eSIMを設定したいスマートフォンをWi-Fiに繋ぎ設定を行います。

　今回手続きを行ったワイモバイルショップの場合、eSIMプロファイルのダウンロード用のWi-Fiが用意されていたので、即設定を行いたい場合はそれを借りて設定が行えるといった案内もありましたが、筆者の場合は後でのんびり手順を確認したかったので自宅に戻ってから設定を行いました。

　なお、eSIMに切り替えた後はMy Y!mobileの契約情報にも「5Gサービスが利用可能」と表示され、Pixel 5の購入から、そしてワイモバイルが5Gの提供を開始してから1ヶ月越しで遂に5Gが利用可能な状態になりました。

旧プラン利用中でスグに5Gを利用したい場合はネットから切替申し込みが可能になっていた

　そして後日談になりますが、
　・PHSからののりかえ特典の割引は新プランに変更しても継続になった
　・旧プランの案内ページから5Gを有効にする申し込みができるようになった
ので、筆者のように5Gを使うためにあの手この手を使わずとも、現在は各種特典を維持したまま新プランへ変更するか、旧プランのまま5G利用を開始する方法が用意されています。