ニュース
3月17日にはじまる「ワイモバイルのeSIM」、その注意点は
2021年3月5日 06:00
ソフトバンクは、「ワイモバイル(Y!mobile)」ブランドの携帯電話サービスで、3月17日より提供する、eSIMに関する注意点をWebサイト上で案内している。
これまでのスマートフォンでは、プラスチックに回路を搭載するSIMカードと呼ばれるチップを装着することが一般的だった。SIMカードには電話番号など加入者情報が格納されており、携帯電話会社のネットワークへ接続する際には欠かせない。一方、eSIM(エンベデッドSIM、組み込み型SIM)は、SIMカードをスマートフォンなどの機器内部に組み込んだもの。機種変更の際など、脱着が必要となるプラスチックのSIMカードと比べ、eSIMは通信経由で加入者情報を書きかえられることから、端末を購入すると、すぐ使えるようになる。
対象と注意点
対象料金プランはシンプルS/M/Lで、スマホプラン、スマホベーシックプランに加入中の場合も対象となる。音声通話を利用している場合、ワイモバイルのスマートフォンを利用するときと同様の料金系で使用でき、パケット通信を利用している場合、加入している料金プランに応じた料金体系が適用となる。
eSIM単体の契約では、たとえば他社で販売された機種を使う場合、ソフトバンクWi-Fiスポットが使えないことがある。また、iPhoneでは「みまもりマップ」「災害用伝言板/災害用音声お届けサービス」が利用できない。
オプションサービス名 | 他社で販売された機種 | 参考:Android One X1 |
---|---|---|
スーパーだれとでも定額 | ○ | ○ |
スーパーだれとでも定額(S) | ○ | ○ |
ワイドサポート | ○ | ○ |
Enjoyパック | ○ | ○ |
一定額ストップサービス | ○ | ○ |
留守番電話サービス | ○ | ○ |
留守番電話プラス | ○ | ○ |
割込通話 | ○ | ○ |
グループ通話 | ○ | ○ |
ナンバーブロック | ○ | ○ |
テザリングオプション | ○ | ○ |
請求書発行サービス | ○ | ○ |
利用明細サービス | ○ | ○ |
ワイモバイルまとめて支払い | ○ | ○ |
ウェブ安心サービス | ○ | ○ |
故障安心パックプラス | × | ○ |
故障安心パックライト | ○ | × |
ソフトバンクWi-Fiスポット | × | ○ |
ワイモバイル以外で販売される携帯電話機を利用する際、SIMロックが解除されていない製品は利用できないため注意が必要。
また、パケット通信の利用には、APN(アクセスポイント)の設定が必要となる。自動設定されている場合は設定内容を確認し、設定が異なる場合は新しくAPN設定を作成する必要がある。
名前 | Y!mobile APN(任意の名称に変更可能) |
---|---|
APN(アクセスポイント) | plus.acs.jp |
ユーザー名 | ym |
パスワード | ym |
MCC | 440 |
MNC | 20 |
認証タイプ | CHAP |
MMSC | http://mms-s |
MMSプロキシ | andmms.plusacs.ne.jp |
MMSポート | 8080 |
APNタイプ | default,mms,supl,hipri |