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引越でスマートロック「セサミ3」導入、Apple Watchが再び家の鍵に!

「セサミ3」でApple Watchが再び家の鍵になりました

 以前、Apple Watchを家の鍵にしたという例をご紹介しました。

 その後、引っ越しをすることになったのですが、引っ越し先(現在の部屋)のサムターンがメーカー非対応の形状であることがわかり、すべて使えなくなってしまいました。

新居のサムターン

 1度慣れてしまうと、あの快適さが忘れられないスマートキー。探したところCANDY HOUSEの「セサミ」が対応していることがわかりました。

 「セサミ」の場合も、本体は対応していないのですが、個別に依頼することで、3Dプリンターでアダプターを作ってくれちゃうのです。

 というわけで、引っ越しから12月15日のリニューアル版「セサミ3」の発表まで数ヶ月待ったり、発売日では初回の1月販売分が瞬殺という苦難がありましたが、なんとか今年2月発送分で本体とWi-Fiアクセスポイントを購入でき、今回半年ぶりに再び物理キーが不要な生活を手に入れることができたのでした。

半年待ってWi-Fiモジュールとともにやっと手に入れた「セサミ 3」

 「セサミ3」は、前述の通り世界中の数多くのサムターンに対応できるうえ、オートロック、Wi-Fi経由による外出先からのリモート操作、手ぶら解錠(圏内に戻ってきたことによる自動解錠)、カギのシェア、スマートスピーカーとも連携しているのが特徴。

 もちろんApple Watchもサポートしています。なのに価格が4桁。待った甲斐があったというものです。

 我が家のサムターンの都合上、取り付けの際本体が斜めに傾きましたが(仕様としては正しい)、今のところ快適に作動しております。我が家の場合、なんとドア自体が波打っていたため接着面が減ってしまったという問題はありましたが、がたつきはありません。

 自動解錠もできることは確認しましたが、やはり目の前で解錠するほうが安全だろうと考えて、今はドアの前でApple Watchのコンプリケーションからセサミのアプリを呼び出して施錠/解錠をしています。

ワンタップで鍵を呼び出し
カギのアイコンをタップすることで解錠/施錠ができます

 残念ながら、まだ「Amazon Alexa」のスキルには非対応のようで、就寝時の音声コマンドで、消灯から施錠まで一気に実行するというゴールは達成できおりません。

 しかし、「カギを取り出さなくていい」、「うっかりしていても布団の中から確認できて施錠できる」という便利さの恩恵を再び受けられております。

 カギを探さないってやっぱり便利ですよ! 従来のカギももちろん使えますが、家族がカギを頻繁になくして困るという方には本当におすすめです。

 なお、iPhoneのウィジェットとして登録しておくと画面のロック解除しなくてもセサミの機能を使うことができます。しかし、「ロック解除しない」状態で「家の鍵は解除できる」というのは、一見便利そうですが危険でもあります。使う際は十分注意したいところです。

ウィジェットに入れるとロック解除しなくてもカギを呼び出せて便利ですが、iPhone自体が人手に渡ると危険な面もあるので要注意