みんなのケータイ

これぞ万能USBハブ

【iPad Air、iPad Pro】

 前回はiPad Air(第4世代)の「Type-C」についてレポートしましたが、さらにiPad Airの使用頻度が多くなってきたので、もうちょっと拡張性を高めたいと思い、AnkerのUSBハブ「PowerExpand Direct 6-in-1 USB-C PD メディア ハブ」を購入しました。

AnkerのUSBハブ「PowerExpand Direct 6-in-1 USB-C PD メディア ハブ」(直販価格:5990円)

 「PowerExpand Direct 6-in-1 USB-C PD メディア ハブ」は、USBのType-AとType-Cに加えて、HDMI(4K/60Hz)、3.5mmオーディオジャック、microSDとSDカードスロットを搭載したハブです。

 対応機種はiPad Pro 11 (2018/2020)とiPad Pro 12.9 (2018/2020)となっているので、iPad Air(第4世代)は対象外ですが、実際に装着してみると問題なく使用できました。

 たとえばmicroSDとSDカードも各スロットから読み込み可能。Type-Aに接続した外付けのSSDもちゃんと認識しました。ただしType-CはPD入力専用となっているので、外付けのSSDなどはType-Cで接続しても認識しません。充電専用ですね。

左からHDMI、Type-C、Type-A、SDカード、microSD、イヤホンジャックと6つのポートを装備

 ただmicroSDやSDカードとType-Aに接続したSSDは同時に使用できるので、デジカメで撮影したデータをそのままSSDへと移動させたいときなどに便利。iPad Airのストレージ容量を使わなくて済みます。

SDカードと外付けSSDが同時に操作できるので便利

 HDMIポートもオーディオジャックも特にトラブルなく使えています。特にイヤホンジャックは安い有線イヤホンとこのアダプターを一緒に持ち歩けば、普段使っているワイヤレスイヤホンを忘れたときなどに重宝します。

HDMNI出力もちゃんと機能している

 さらに便利なのが、普段メインのスマートフォンとして使っているXperia 1 IIと外出時のモバイル用として使っているノートパソコン(ZenBook S UX391UA)でもこの「PowerExpand Direct 6-in-1 USB-C PD メディア ハブ」が使えたこと。どちらも対応機種ではありませんが、装着してみたら動作しました。

 ただしXperia 1 IIではHDMIでの出力、ノートパソコンではType-Cでの充電が動作しないなど完璧ではありません。ですがそもそも動作の対象外ですし、microSDとSDカード、そしてType-Aが使えれば十分。というのも取材などで出かけるときは、iPad Airに加えてXperia 1 IIとノートパソコンを持って歩くことが多いので、アダプター関係はこれ1個でオーケー。ちょっとでも荷物を少なくできるわけです。

Xperia 1 IIでもSDカードは読み込めた
PCでも充電機能(Type-C)以外は問題なく使えた

 iPad AirがType-Cになったので、周辺機器関係はかなり融通が利くようになったので、できればiPhoneもType-Cにして欲しいなと強く思いますね。