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エアジャスチャーは「TikTok」と好相性!
【HUAWEI Mate 30 Pro 5G】
2020年7月21日 06:00
HUAWEI Mate 30 Pro 5Gには「エアジェスチャー」という独自機能があります。
画面から20〜40cmほど離れた位置から、画面に向かって手をかざして、その手を動かすことで画面表示をスクロールでき、こぶしを握るとスクリーンショットが撮れるという機能です。
こうしたジェスチャー機能はさほど珍しいものではなく、ほかのメーカーも採用していたと記憶しています。最近では、Google Plixel 4の「Motion Sense」が話題になりましたよね。
ジャスチャー操作は一見便利そうで、実際に使ってみると楽しいですが、長く使い続けている人は少ないように思います。そもそも画面に指を触れられないという状況は多くはないですし、タッチ操作のほうが確実で早いですからね。ということもあり、筆者もMate 30 Proの「エアジェスチャー」は、そんなに活用できずにいました。
でもね、最近は結構使っているんですよ。ちょっと離れた場所から画面をめくるようにスクロールできる機能がね、「TikTok」との相性がいいんですよ。ソファやベッドに横になり、スマホをスタンドに立てて、ハンズフリーで見る時に重宝しています。
「TikTok」は短い動画を投稿・閲覧できるプラットフォーム。
自分がフォローしたユーザーの動画だけを見たり、キーワードなどで検索することもできますが、多くの人は「レコメンド」の動画を見ているのではないかと思います。ユーザーの視聴履歴や好みなどをAIが分析して、興味がありそうな動画が自動で選ばれて表示されるわけですが、このAIが結構優秀なんですよ。使い続けていくうちに、自分が面白いと思える動画が多くなってきて、新しい流行もわかったりします。自分の嗜好に合うものだけがレコメンドされるのではなく、自分の嗜好に近い人が評価した動画も表示されたりするようです。
「TikTok」は以前は15秒までの短い動画が中心でしたが、最近は最長60秒の動画が増えてきました。興味のない動画はスワイプでスキップできますが、このスキップを「エアジェスチャー」で行えるわけです。
「エアジェスチャー」は画面に向かって手のひらをかざし、画面に手のアイコンが表示されてから、手に下に向けると下方向にスクロールできます。画面に手の甲を向けて、アイコンが表示されてから、何かを払うように手を上に向けると上方向にスクロールできます。
コツをつかめば、これらのやり方でスムーズにスクロールできるのですが、画面に手の甲を向けるのが、ちょっと面倒臭いんですよね。
筆者は、少しだけ下に向けた手を画面にかざして、指先で「の」の字を描くように手を回してスクロールしています。このやり方のほうが成功率が高く、連続してスクロールできるという利点もあります。Mate 30 Proを持っている人は、ぜひお試しくださいね。
瑛人さんの「香水」のように、無名のアーティストの楽曲が人気を集めたり、Def Techの「My Way」など懐かしい楽曲が再び注目されたり、ただ、だら〜っと見ているだけでも、今の空気感のようなものを感じられるのもTikTokの面白いところ。YOASOBIやMrs. GREEN APPLEなど、TikTokで耳にして、カラオケで歌うようになった曲も少なくありません。
7月18日までは、筆者のレコメンドにはNiziU関連の動画ばかりが表示されたのですが、昨日(19日)からは、三浦春馬さんを追悼する動画があふれています。BGMにSEKAI NO OWARIの「MAGIC」を使っている人が多いのですが、この名曲を知ったきっかけもTikTokでした。
同世代(50代)の友達に「最近はTwitterやインスタよりもTikTokが楽しい」とすすめると、「いい歳をして、そんなの見てるの?」と馬鹿にされますが、先入観を捨てて、ぜひ一度見てもらいたいです。
最初は、やけにテンションが高かったり、わけがわからない動画が表示されるかもしれませんが、そんなのはどんどんスキップして、自分が本当に面白いと思うものだけに「いいね!」を付けていけば、しばらくすると、レコメンドの動画がいい感じに整ってくるはずですよ。
ファーウェイには、ぜひ「エアジェスチャー」の機能拡張をリクエストしたいです。例えば、親指と人差し指で作る “指ハート” をかざすと「いいね!」とか、どうですか?