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「Mate 30 Pro 5G」が無事5Gに対応したけれど、電波は浴びられず

 3月下旬から各社で始まった5Gサービス。なるべく早く対応スマホを買って5Gの高速通信を体験したいと思っていましたが、昨年、ミュンヘンの発表会で体験していたカメラや、いかにもカメラっぽいデザインが気に入ったことに加え、周りの人に影響されるなどして、日本ではいち早く5Gを体験できるわけではないものの「HUAWEI Mate 30 Pro 5G」を購入してしまいました。

「HUAWEI Mate 30 Pro 5G」の先行販売に申し込んで購入。カメラを主張する背面のデザインが好きです

 といっても後悔しているわけではありません。もちろん、他の方々がレビューで指摘している通り、Googleの各種サービスが使えず、困ったり面倒だったり使いにくかったりという部分は確かにあります。たとえば、GoogleマップはWebサイトのショートカットをホーム画面に置いて、そこからWebのGoogleマップにアクセスして使えるようにしたのですが、先日、気分転換の散歩中に使ってみたら、進行方向に合わせて表示が回転する機能が当然ながらなく、方向音痴にとって非常に厳しいことになりました。また、LINEが使えないのも困ります。ただ、LINEについては対応を検討してくれているようなので、期待して待っているところです。

 期待のカメラですが、あまり外を出歩けないので、主に家の中から撮れるものだけ撮ってみました。

ズームは最大で30倍。P30 Proほどではありませんが、スーパームーンがきれいに撮れました。
食べ物の写真。画質はきれいですが、自宅の白いライト&普段の食器では盛り上がりませんなぁ。
5倍のハイブリッドズームで八重桜。逆光だったので微妙な感じですが……。空の青さは期待通りでした。

 5Gには、4月10日からのアップデートで対応してくれました。そこで、ドコモのプランの1つを「5Gギガホ」に変更し、それでMate 30 Pro 5Gを運用することにしました。ドコモのチャットサポートに聞いたところ、この場合のプラン変更はドコモショップでの手続きが必要とのこと。新型コロナウィルス感染症が広まっている中では避けるべきではないかと悩みましたが、ドコモショップは時間を短縮しているとはいえ営業しています。来店予約をしてショップで手続きすることにしました。

 最寄りのショップについては予約はそれほど難しくなく、13日の朝イチに予約。当日出向いてみると、大雨だったというのにショップの前に開店を待つ人が5、6人集まっており、予約していた人は私を含めて2人。行列を作らないためにも、風邪をひかないようにするためにも、来店予約はしましょうよ、と強く思った次第です。ショップ内は使う座席の間隔を空け、スタッフさんは全員マスクを装備(こちらも残りわずかなマスクをここぞとばかりに装備)。不特定多数の来店者に対面し、常に感染の恐怖を抱えているであろう中、本当にありがとうございました。でも、できればWebで手続きできるようにしてほしいです。

 5G端末を持ち込んでプラン変更の手続きをする人は、どうやらそのショップでは初めてだったらしく、スタッフの方が手続きの方法を確認しながらだったので、すこし手間取っていましたが、入店~退店まで30分もかからず、無事5Gギガホに変更。コロナ騒ぎがなかったら池袋が渋谷あたりで5Gの電波を探して、どんなに速いのか試してみたかったのですが、それは断念しました。

 ただ、キャンペーンとはいえデータ通信が使い放題なので、Mate 30 Pro 5GのWi-Fiは当然のごとくオフ。一応、申し訳ないと思いつつ、4Gエリア内でモバイルデータ通信を使い放題させてもらっています。ときにはテザリングで自宅のパソコンをつなぐことも。というのも、我が家のアパートは古く、最大でも100Mbpsしか出ないからです。テレワークする人が増えたのか、最近ますます固定回線の遅さを感じることが増えていたので、ありがたい限りです。

 このように、5Gの電波はまだ浴びられていませんが、5Gギガホの恩恵は確かに受けております。早くこの状態が収まって、5Gらしさを体感できるようになりますように。