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格好良くて持ちやすい「Mate 30 Pro 5G」のディスプレイとちょっと困ったこと
【Mate 30 Pro 5G】
2020年6月23日 06:00
Mate 30 Pro 5Gの外観の美しさは、カメラ性能とともに大きな魅力です。そして、その美しさを形作っているものに、「88度のウルトラカーブを描く湾曲ガラス」を使ったディスプレイがあります。
Mate 30 Pro 5Gはディスプレイの左右の端がカーブし、本体側面の半分くらいまでディスプレイになっています。落としたときが怖いなと思うときもありますが、正面から見たときにフレームが見えず、見た目のインパクトが大きいとともに、非常に持ちやすい形状となっています。
ただ、使っていくうちに気になる部分も出てきました。まずは音量操作の問題です。Mate 30 Pro 5Gの物理キーは電源キーが1つあるだけで、音量調整ボタンがありません。音量調節はディスプレイの側面部をダブルタップすると出現するソフトウェアキーで行います。
このソフトウェア音量キーはアプリを使っているときでも表示可能で、いつでも呼び出して音量調整ができます。すべてのアプリで可能かどうかは分かりませんが、私が使っている音楽プレイヤーアプリやradikoアプリは、ロック画面でも呼び出して音量調整できます。ただ、スリープ中は、ダブルタップすると、それっぽい表示は出るのですが操作はできない。スリープ中でも操作できれば、より便利だったなと思います。
また、これは私の指のせいかもしれませんが、なぜかダブルタップしてキーを表示させることに、たびたび失敗します。さらに、キーが表示されている時間が2秒くらいなので、もたもたしていて表示が消えてしまうこともよくあります。長く表示されると、それはそれでイライラするのでしょうが、もうちょい、0.5秒くらい長くしてほしいと感じています。ところで、着信音と通知音は、別々に音量調整できないものでしょうか。私はバイブレーションが少々苦手で、自宅では電話の着信音をしっかり鳴らすのですが、通知音は極力短く、音量は小さければ小さいほどいいという人間で、最近のAndroidは着信音と通知音の音量調整が同じことに不満を持っています。以前のAndroidでは別々に調整できていたと思ったので、復活を希望します。
Mate 30 Pro 5Gのディスプレイでちょっと困るもう1つは、カーブの角度が割と急なせいか、サイトによっては表示が画面ギリギリになってしまうことです。
このせいで手で文字が隠れたり、誤操作が起きたりということはないのですが、ちょっと画面が窮屈に見えます。写真だと端がちょっぴりですが狭まってしまいます。表示における余白の大切さを認識しました。
格好良さは最高なのですが、使い勝手を考えると、物理キーの音量キーを配置できるディスプレイが良かったなと思った次第です。そういえばP40 Pro 5Gの音量キーは物理キーですね。ちょっとうらやましかったりして。