みんなのケータイ

「小さくて軽い」は正義! オズモポケット×Rakuten Mini

【Rakuten Mini】

 新型コロナウイルス(COVID-19)の感染拡大防止策の影響で長らく続いていた「緊急事態宣言」もようやく解除され、外出する人が少しずつ増えはじめているようだ。

 この騒動で、モバイルをモバイルしたくてもモバイルできない状況を耐え忍んできたが、そろそろ家の外で撮影を楽しんでも良さそうな風向きになってきた。そんなわけで、以前から試してみたいと思っていた片手で保持できるスタビライザー搭載ハンドヘルドカメラ「DJI Osmo Pocket」(以下、オズポケ)とRakuten Miniを手に、梅雨の晴れ間の散歩を楽しんでみた。

 オズポケには、ごく小さなタッチディスプレイが搭載されており、これだけでもかなりのことができるのだが、スマートフォンアダプターを使い、専用アプリをインストールしたiPhoneまたはUSB Type-Cコネクタ搭載のAndroidスマホをつなげれば、モーションタイムラプスの移動点を増やすなどさらに多くのことができるようになる。

 ただ、最近のスマホは大型化している。アダプターでは支えきれるはずもなく、オズポケとスマホを両手で保持しなければならない。これではオズポケのコンパクトさや利便性の恩恵に預かれないし、何よりスマートではない。

iPhone XとRakuten Mini。比べるまでもなく、Rakuten Miniは圧倒的に小さい
iPhone Xの重さは約174g。普通に使っているぶんにはそれほど重いと感じないが、オズポケに装着すると、「あ、この重さはヤバい」と感じる

 そこで、小さくて軽いRakuten Miniの登場である。オズポケのスマホ向けアプリ「DJI Mimo」はAndroid 5.0以降に対応している。Rakuten MiniはAndroid 9だし、最近のトレンドを取り入れたUSB Type-Cコネクタを搭載している。アプリをインストールすれば、それ以外に特別な準備をすることなくすぐに使える、というわけだ。

 実は、装着するまで「いくら79gと軽いとはいえ、本当にRakuten Miniの重さをスマートフォンアダプターだけで支えきれるのかな」と不安だったが、問題なし。写真では念のために指を添えているが、手を激しく振るなどの動作をしなければ、スマホが落脱したり、スマートフォンアダプターが破損したりすることはなさそうだ。

Rakuten Miniをオズポケに装着。写真では添えている指を外してゆらゆらと動かしてみたところ、落ちそう、外れそう、壊れそうという不安感は皆無だった

 公園内を撮影しながら散策してみたが、塞がるのが片手だけ、というのは実に楽ちん。カメラヘッドを動かせばいいだけなのであまり需要はないかもしれないが、オズポケを高く掲げて撮影したいときなどでも、片手を上げるだけでよく、不自然な姿勢を取らずに済む。

iPhoneやGalaxyなどではできないこの撮影スタイル!

 「これは、ソニー製カメラをリモートコントロールするのにも便利なのでは……?」と考えたが、リモコン用アプリ「Imaging Edge Mobile」では、利用中に撮影した写真のサムネイルをスマホ本体に保存してしまう。ストレージ容量が32GBしかなく、microSDカードで増量もできないRakuten Miniでは現実的ではない。「小さくて軽い」は正義だが、ストレージ容量だけは「大きくて余裕」が正義なのだなぁとつくづく思うのであった。

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