みんなのケータイ
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これからどうなる? DMM mobile
【AQUOS sense3 lite】
2019年10月18日 06:00
DMM.comが運営していたNTTドコモ網のMVNOサービス「DMM mobile」。かつては最安値争いなどで存在感を示していたMVNOですが、9月1日付けで楽天モバイルに承継されました。
これからどうなる? DMM mobile
私もサブ回線のひとつとして月額480円の1GBデータSIMを持っているのですが、楽天モバイルに買収されて、さらにその楽天モバイルはMNO事業にシフトしていくということで、これからDMM mobileの既存回線はどういう扱いになるのだろう? と今後の動向が気になるところ。
当面はDMM時代の料金プランやサービス内容のまま提供するという案内が出されており、ただし新規受付は8月27日をもって停止されました。
10月時点ではまだ大きく変わったことはありませんが、利用金額に応じて付与されるポイントが「DMMポイント」から「楽天スーパーポイント」に切り替わるため、楽天IDの連携をするようにという案内が9月半ばにありました。
この時のメールには「今後、楽天モバイルのスマートフォンを楽天市場にておトクに購入いただけるクーポンをお送りする予定です」という一文があり、なるほど、楽天回線に移行するタイミングで対応端末の購入補助があるのだな、と予測していましたが、そのクーポンは予想よりもずっと早く10月の始めに届きました。
クーポンの内容はというと、楽天モバイル 楽天市場店で“楽天回線対応の”端末を単体購入すると1万円引というものでした。やはり、いずれやってくるであろう巻き取りの時期に向けて、対応端末を持っておいてもらいたいという意図は少なからずありそうです。
もっとも、楽天モバイル(MVNO)のユーザーにもまだ移行スケジュールなどは示されていないようなので、DMM組はまだまだ先かもしれませんが。
DMM mobileユーザー向けクーポンで「AQUOS sense3 lite」をゲット
小型端末好きの筆者としてはどうせなら「Rakuten Mini」を買いたい気持ちもあったのですが、クーポンの有効期限は10月いっぱいということで10月1日発売の楽天限定モデル「AQUOS sense3 lite」を買ってみました。
AQUOS senseシリーズは毎年買っていて、ちょうどいいサイズ感やくせのないシンプルなデザイン、バランスの取れた性能・機能など、おすすめしやすいミドルレンジ機だなあと感じています。
1年前のAQUOS sense2と比べると、今回はスペックの進化が大きく、チップセットはSnapdragon 400番台から600番台(Snapdragon 630)にワンランクアップ。メモリも4GBになり、ハイエンド機と併用していても動作にさほど不満はなく、より使いやすいスペックになった印象。このスペックで3万円台前半、防水仕様でおサイフケータイ付きと考えるとなかなかお手頃です。
“liteじゃない”AQUOS sense3との差分は、シングルSIM、シングルカメラになっていること。ボディはほぼ共通なので、遠目に見るとデュアルカメラのように見えますが、よく見ると実はサブカメラに相当する部分にはFeliCaロゴが入っている……という変わったデザインがチャームポイント。珍しい配置ですが、通常使用時の持ち方のまま改札や決済端末にかざしやすく実用的です。
AQUOS sense3 liteは、MNO(10月時点では無料サポータープログラム)とMVNOの両方で提供されている機種です。「楽天モバイルのスマホ」という視点でチェックしてみると、外装には楽天のロゴはなく、楽天版だなと分かるポイントは「SH-RM12」という型番の印字程度。ソフトウェアの面では、起動時に「Rakuten」のロゴが表示され、プリインストールアプリもいくつか楽天関連のサービスが含まれています。ただ、試してみた限りではアンインストールできないキャリアアプリはなく、主張は控えめでした。
無料サポータープログラムの対象地域在住ではないので楽天回線のSIMを手にする日はまだ先になりそうですが、まずは対応端末を準備できたということで気長に待とうと思います。