みんなのケータイ

フラッシュよりもライトが好き!

【AQUOS sense2 SH-M08】

 フラッシュ撮影が好きになれない。あのやたら白飛びした手前だけ無茶苦茶明るい画像が好きになれない。いくら明るくハッキリ見えるとはいえ不自然過ぎる。もっともこんなことはカメラを使ったことがあるなら誰だって思ったことはあるだろう。

 世の中のカメラ、スマホも、かつてはガラケーだって暗所でも綺麗に自然にノイズも抑えた画像を撮れるようひたすら進化して暗所撮影の画質を向上させてきた。

 それでもフラッシュ機能はなくならない。やはりどうしても周りの明かりが足りないと、フラッシュに頼らざるをえない……。

 が、AQUOS sense2のカメラでフラッシュの設定を開くと「ON」「オート」「ON(LOW)」「OFF」とある。引っかかったのは「ON(LOW)」である……オンロー? 使ってみると「ライト(常時点灯)」のことだった。

 フラッシュではなくライト機能のみが搭載されていた機種もあったし、今のスマホも機種によっては「照明」とか「常時オン」といった名前でフラッシュと一緒に搭載されていることがある。

 ただフラッシュのみの機種もあるし、正直、「フラッシュがあるのにライトはいらないんじゃない?」と、自然にそう感じたのだが、なんの気なしに撮り比べてみた。

夜釣りの風景を撮影した3枚。周りに明かりがほとんどない、本当に暗い場所。手前に釣り竿、電気ウキが海面に浮かび、遠くに街の明かり。フラッシュオフ(左)、ライトオン(中)、フラッシュオン(右)。これはライトが一番良いと思うのですが

 ……やばい。ライトで撮影した画像、好き過ぎる。ほどよい。実にほどよい明るさ、暗さ。筆者はおそらく一般的な人よりも相当「暗め」の画像を好む(暗所撮影では)。不自然な明るさよりは、見えづらくても自然な暗さが好きなのだ。

 そんな筆者にとって「ライト」を使った撮影は予想以上に暗かった。そしてフラッシュ・ライトをオフにするよりも見えやすい。ちょうどいいところを突いてくるのだ。

 もちろん好みもあるし、加工、修正するし、という人もいるだろうから、フラッシュよりもライトで撮る、というのが万人受けするとは思わないけれども、世の中のカメラがあかる過ぎる! なんて思っている人は、フラッシュではなくライトで撮影してみるとよいかも……。今回の作例を見て「お、ライトいいかも」なんて思ったら、スマホのフラッシュ設定、ライトにしてみると良いかもしれません。