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ZenFone 6の回転カメラに対応したディスプレイを台北で見た

 ASUSのハイエンドスマートフォン「ZenFone 6」はモーターで前後に回転するカメラが大きな特徴です。このカメラは実際に使ってみるまでどんな効果があるかわかりにくいかもしれません。台湾・台北のASUSストアを訪問したところ、この回転式カメラをうまくデモできるディスプレイ(陳列台)が設定されていました。

ZenFone 6の回転式カメラの魅力を体験できるディスプレイ

 リアカメラを回転式にしたためZenFone 6にはフロントカメラがありません。ディスプレイに置かれたZenFone 6を見ると「全画面」の美しさに惹かれます。しかしこのディスプレイはZenFone 6をただ置いているだけではありません。

ノッチのない全画面ディスプレイは美しい

 このディスプレイはZenFone 6の背面から弧を描くような形で前に出てきており、内側にはエッフェル塔の写真がバックライトで明るく映し出されています。カメラを前方に動かしていくと、後ろのエッフェル塔の写真も写る場所が変わっていくというわけです。

カメラを出していくとプレビューされる写真も変わっていく

 あるいはパノラマ撮影を行うと長いエッフェル塔の下から上まですべてを1枚の写真に収めることもできるわけです。店内でZenFone 6を手にとっても、回転式カメラならではの映える写真は撮りにくいところです。しかしこのディスプレイ台があればカメラの動きを自分で調整したり、縦パノラマ写真の楽しさなどを体験できるというわけ。

パノラマ撮影をすれば全景が撮れる

 もちろんZenFone 6をこのディスプレイ台からはずして自由に試すこともできます。個人的には被写体をトラッキングしてカメラが自動で動く機能も気に入っているので、なにかしらそんな撮影が試せるデモブースみたいなものもぜひ設置してほしいところ。自由に前後回転させられるカメラはいままでのスマートフォンにはない使い方ができます。メーカーにはもそんな新しい撮影スタイルをどんどん提案してほしいものです。

回転カメラをどう使うか、アイディアを考えるだけでも面白い

 なおカメラが回転する機構のために、ケースは一般的なデザインではなく本体上部がカメラ部分から大きく欠き取られた形状となります。ASUSの専門店には純正品が販売されていましたが、本体の売れ行きが好調なこともあってか在庫は多数。ZenFone 6の日本発売はまだ未定ですが、購入が待ちきれない人は台北でケースだけ買ってしまうというのもいいかもしれません。筆者もつい買いそうになってしまいました。

ZenFone 6の純正ケース。在庫は豊富
こちらは色の入ったタイプ。日本での発売が楽しみな製品