みんなのケータイ

2台持ちのための「LINE Pay」活用法

【AQUOS zero/HUAWEI nova lite 2】

 3月に開催されていた20%還元の「春の超Payトク祭」以来、日常の買い物に「LINE Pay」を使う機会が増えました。還元率の高さも理由ではありますが、キャンペーンを目当てに使っているうちに、サービスそのものの使い勝手の良さをあらためて見直したことが最大の理由です。

 1つのサービスに残高をチャージしておくだけで、QRコード決済だけでなく、FeliCa対応のAndroidスマートフォンがあれば「QUICPay+」も利用できますし、どちらにも対応していない店舗でもJCBブランドの「LINE Payカード」を使う手があります。出前館やラクマでのオンライン決済にも使えたり、さらには「請求書支払い」機能を使えば電気代までLINE Payで支払えたりと、決済手段の豊富さでは群を抜いています。

 筆者は普段、2台のスマートフォンを持ち歩いているのですが、一般的にはキャッシュレス決済サービスは1台の端末でしか使えないものと思っていました。2台持ちだとその時々で手に持っていたり取り出しやすいポケットに入れていたりする端末が違うこともあり、会計時に「カバンに入っている方のスマホを出さなきゃ」といった場面も少なくないため、「これなら財布を取り出す手間とそう変わらないのでは……?」とふと我に返ることもあります。

 しかし、LINE Payの場合はこの決済手段の豊富さがミソで、QRコード決済とFeliCaを併用して、2台の両方で(広義の)LINE Payを使えました。

 機種変更などでLINEを別の端末に移行しても、Google Payの設定を変更しない限り、QUICPay+は元の端末に残ります。つまり、そのままでは「LINEアプリでQRコード決済ができる端末」と「Google Payで(LINE Payカードの)QUICPay+を使える端末」が別々になってしまうのですが、この状態でも両方で問題なく決済できました。

 ただし、Google PayにLINE Payカードを紐付ける際にはLINEアプリが必要なので、偶然ではなくあえてこの設定をしようとすると、QUICPay+を使いたい端末にLINEを一旦移行して、Google Payのセットアップを済ませてからLINEを元の端末に戻す……というやや複雑な設定が必要になります。

 2台のスマートフォンのどちらを取り出していても、あるいは近所の買い物などで片方だけを持って出かけても、同じ残高を使ってキャッシュレス決済ができるのはなかなか便利です。