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スマホで快適! スペインのバス旅

【HUAWEI Mate 20 Pro】

 出張や旅行で海外に行くたびに、スマホの便利さを実感します。「Googleマップ」のおかげで、現地の言葉がわからなくても、地下鉄やバスを乗り継いで目的地に辿り着けるようになりましたし、お目当ての店に行ったら閉まっていて、読めない貼り紙が……、というときにもカメラで読み取って翻訳できたりします。アメリカに行った時は「Uber」や「Lyft」といったライドシェアアプリも欠かせません。英語を話さずとも、目的地に行けるんですから、便利な時代になったものです。

バルセロナからバレンシアへの移動時に乗った高速バス。写真は撮っていませんが、車内は3列シートで広々としていて、Wi-Fi接続も無料でした

 2月にMWC19の取材のためにスペイン・バロセロナに行ってきました。最終日まで取材した後、バレンシアという街に移動して、少しのんびりしてから帰国しました。バロセロナからバレンシアまでは、飛行機なら1時間程度なのですが、僕は高速バスを利用しました。移動する距離にもよりますが、スペインの国内移動は、バスが最も安くて快適だと感じています。

 バスって便利じゃん! と思ったのは、2017年の夏にアンダルシア地方を旅したのがきかっけです。マドリッドからコルドバ、そしてグラナダへと巡る旅だったのですが、マドリッドからコルドバまでは事前に鉄道のチケットを購入していました。ですが、コルドバからグラナダ、そしてグラナダからマドリッドに戻る交通手段は決めずに出かけました。現地に着いてからスマホで調べたら、なんとかなるだろうと。その結果、スペインは高速バスのルートが充実していて、しかも、時間帯や車両の種類位よっては、空路や鉄道よりもかなり安いことがわかりました。

 筆者は、そのアンダルシアの旅でも、今回のバレンシア行きでも、「ALSA」というスペイン大手の高速バスを利用しました。スマホアプリで簡単にバスを検索し、チケットが購入ができるんですよ。入力を求められる個人情報は、名前とパスポート番号とメールアドレスだけ。決済はクレジットカードで行います。

「ALSA」のアプリを起動し、英語表示にして、まず出発地と目的地、乗車日、人数を指定
該当するバス便の一覧が表示されます。航路や鉄道よりも便が多く、運賃も安い
続いて、乗車する人の情報を入力。外国人の場合、IDは「Other ID」を選択し、パスポート番号を入力すればOK
追加料金を支払えば、愛犬を連れて行ったり、自転車を乗せたりもできるようです
最後に決済に使うクレジットカード情報とEメールアドレスを入力したら購入できます。なお、座席は自動で指定されますが、この後の画面で変更もできたと記憶しています
これがチケット。乗車時に「hola! (オラ=こんにちは)」と話して、この画面を見せるだけ

 今回のバルセロナからバレンシアのバスは、運転手さんだけのワンマン運行。運転手さんは当然スペイン語で話し、英語は片言といった感じでしたが、乗車時はスマホでチケットを見せるだけ。QRコードが付いている電子チケットですが、実際にはQRコードはスキャンせずに、乗客リストをプリントした紙を持っていて、1人ずつ名前を確認するという段取りだったと思います。以前もそうだったと記憶しています。

バレンシアのバスターミナルに到着。みなさん、大きな荷物を持って乗車されていました

 今回は3列のゆったり座席で、トイレもついており、ノンストップで約4時間でした。運賃は37ユーロ(だったはず)。筆者が乗車した日の場合、4列シートのバスの最低運賃は17.5ユーロだったと記憶しています。飛行機なら50ユーロ以上はかかるので、かなりお得です。移動中に車窓から景色を楽しめるのもバス旅の魅力。安いバスの場合は、車内にトイレがなく、途中、道の駅のようなところに停車しますが、アンダルシアの旅では、それも楽しかったりしました。

 初めて訪れたバレンシア、いいところでしたよ。旅行時に、もはやデジカメとして活躍しているHUAWEI Mate 20 Proでの撮影もはかどりました。その写真は、インスタグラムに公開してあります。バレンシアに行ってみたいなぁ~と思われた方は、参考にしてくださいね。