みんなのケータイ

我が家の動画配信サービス事情

 2歳5カ月の息子が、最近、テレビやスマホ、タブレットでの動画視聴にハマっていて困っている。朝6時半過ぎには「ピッピ、見たいぃ」と叩き起こされる。ピッピとはどうやらテレビのリモコンのことを指しているようだ。

 うちのテレビはソニーのAndroid TVということもあり(半年前、テレビにトミカを投げつけて画面を破損。買い換えたばかり)、リモコンにYouTubeやNetflixなどのボタンが付いており、リモコンを手渡すと、即座にYouTubeボタンを押して、HIKAKINやプラレールなどのオモチャをレビューする動画を見まくっている。

 数カ月前までは、朝と言えば「えいごであそぼ with Orton」からの「Eテレ0655」「シャキーン!」「はなかっぱ」「デザインあ 5分版」「ピタゴラスイッチ ミニ」「コレナンデ商会」「みいつけた!」「おかあさんといっしょ」「パッコロリン」「いないいないばあぁ!」を見せつつ、食事や登園の準備をして保育園に連れて行く平和な日常であった。

 「こんなに静かにEテレを観てくれるのなら、NHKの受信料は惜しくない」と思えるほどであった。それが動画サービスを覚えてしまったことで、「観たい物だけを観る」というスタイルに変わってしまった。

 YouTubeを知ってしまう前は、もっぱらNetflixとAmazon Prime Videoに夢中であった。特に「きかんしゃトーマス」がお気に入りで、何度も繰り返し観ていた。Netflixは、最初にユーザーのアイコンを設定できるので、自分とは別に子ども専用のアイコンを用意し、子どもが視聴した作品に関連する動画だけが出るようになるため、安心して見せられるというメリットがあった。ここ最近はピクサーの「カーズ」がお気に入りで、カーズのトミカも朝から晩まで肌身離さず持ち歩いている。

 「動画サービスでカーズを見せてやるか」ということで思い出したのが、KDDIが提供している「ビデオパス」だ。ビデオパスに契約していると、月額562円で動画が見放題なのに加えて、見放題には入っていない新作などの作品を540円分、視聴できるビデオコインというものをもらえるのであった。

 そこで、ビデオパスでカーズを検索。すると、見事に2017年公開の「カーズ クロスロード」を発見。3日間しかレンタル視聴できないので、レンタル期間中、何度も子どもに見せてあげたのだった。

 ここで期待が膨らむのは、3月26日にNTTドコモとディズニーが開始する「Disney DELUXE」だ。月額700円で、ディズニー、ピクサー、スター・ウォーズ、マーベルの動画コンテンツが見放題となるサービスだ。これがあれば、息子も毎日、大喜びではないか。

 ただ、ちょっと気になるのが「アナと雪の女王」問題だ。例の一件で、日本語吹き替え版が配信されないとなると、2歳5カ月の子どもに字幕版というのはちょっと無理があるなと、気が気では無いのだ。