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続々登場のスマホ連携家電、ロボット掃除機と洗濯機を購入

 仕事柄、家電を買い換えるときは、極力「スマホ対応」のものを買うことにしている。昨今、IoTが注目され、さまざまな機器がネットに繋がると言われているが、実際に家電がネットワークにつながり、スマホであれこれ管理できると何が便利なのか、身をもって体験しておきたいのだ。

ルンバe5

 ここ最近、購入して便利だと思ったのが、ロボット掃除機「ルンバe5」だ。ロボット掃除機には前から興味があったのだが、やはり「高価」というのが気になっていた。スマホの最新機種なら迷うことなく購入するのだが、それが家電となると同じ価格でも、相当、悩んで悩み抜いて、ようやく決断するということが多い。しかし、ルンバe5は、ハイエンドなのに5万円台という同社のロボット掃除機としてはかなりコストパフォーマンスに優れたモデルなので即決で購入してしまった。

 もちろん、アプリに対応しているというのが購入の決め手だ。アプリを使うと、アプリから掃除をスタートさせることができる。また、ルンバの状況を把握したり、1週間のうち、どの時間帯に自動的に掃除させるかというスケジュール設定なども行える。家を留守にしている時も自動的に掃除してくれるので、外出先で「お、掃除が無事に終わったな」という通知が受けられるというのも便利だ。

 ただし、時々ではあるが、ルンバe5が玄関のところで、身動きができなくなってしまい、アプリ経由で助けを求めてくることがある。しかし、こちらは外出し、誰もいない留守宅で身動きが取れずにハマっているのだから、どうやっても助けようがない。アプリ経由で助けられればいいのだが、そこまで賢くはできてないようだ。

 さらにルンバe5はスマートスピーカーにも対応しているため「OK Google 掃除して」とGoogle Homeに話しかければ、ルンバe5が動き出す。ここ最近、すっかりスマートスピーカーの出番が減っているので、家にいて、ルンバe5に掃除をさせたいときは、できるだけスマートスピーカーに話しかけるようにしている。

 もう一つ、スマホ対応の家電として、パナソニックの洗濯機を購入した。こちらもスマホアプリと繋がり、洗濯機の様子を遠隔から知れるというのが特徴だ。

 ただ、「洗濯予約の時間を外出先から変更できる」というのが、パナソニックのスマホアプリにおける売り文句なのだが、さすがに洗濯物をあらかじめ洗濯機の中に入れておき、予約し、さらに外出先からその時間を変更するという状況になることが全くない。

 ロボット掃除機ならば「家に着く前に綺麗にしておきたいから遠隔から操作して指示を出す」ということもあり得るが、洗濯機となると、洗濯物が中に入った状態でなくてはならないため、「遠隔から操作したい」ということにはならないのだ。

 それでも、海外出張時に、スマホアプリが「洗濯終わりました」と知らせてくれると、「お、家族が洗濯しているのか」という気にさせてくれるのは、なんだかありがたかったりする。

 なんでもかんでも家電がネットに繋がり、スマホアプリで操作できるのは一見、便利そうに思うが、それが本当にユーザーが便利だと思えるものに仕上がっているのか。家電メーカーはそのあたりをじっくりと考える必要がありそうだ。