みんなのケータイ

スマホだけじゃない総合家電メーカー「シャオミ」が発売する数多くの生活用品

 中国の「シャオミ(Xiaomi/小米科技)」といえば、低価格帯のスマートフォンを発売するメーカーとして名が知られていますが、実は総合家電メーカーとしてスマホやタブレットとはかけ離れた製品も低価格で多く発売しているのです。

 夏の終わりに中国を訪れ、上海にあるシャオミの直営店「小米之家」に立ち寄ってきました。そこで目にしたスマホアクセサリーや家電などを紹介したいと思います。

 実は上海ではWeChat Payなどで利用できる無人コンビニを訪れスマホ送金で楽しく遊ぶ予定だったのですが、事前に調べていた場所に店舗が存在しておらず空振りに終わってしまったので、1日だけの中国滞在の目的がシャオミ直営店に行くのみになってしまったのです。

 上海のシャオミ直営店は、上海地下鉄の曲阜路駅に直結しているショッピングモール「上海大悦城(Joy City)」の中というアクセスに優れた場所に出店しています。このショッピングモールは若い人に人気のようで、無印良品やJINSなど日本のブランドの店舗もいくつか出店されていました。

店舗の外観。けっこう大きい

 店内を見ると、スマートフォンやタブレットの展示はもちろんされているのですが、それ以上に多くの家電製品や生活雑貨が展示されていました。

 スマートフォン以外を発売するようになった初期にローンチされていた空気清浄機や浄水器などはシャオミブランドでしたが、最近では新たに立ち上げられた生活用品向けのサブブランド「米家(MIJIA)」を冠しているものが登場しています。

 米家ブランドには炊飯器や血圧計、折りたたみ傘やボールペンと数多くの製品がラインナップされ、どれも日本と比べると価格がかなり抑えられており、炊飯器は日本円に換算すると2万円以下、血圧計は5000円ほどで購入することができてしまいます。

炊飯器や電気ケトル、圧力鍋が展示されている
手前の体重計にはおなじみのMIロゴが見える
空気清浄機は複数種類がラインナップされている

 筆者もせっかく来たので小米之家でお買い物をしましたが、スマートフォンは買わずにネタにできそうな周辺機器やアクセサリー、スーツケースを購入しました。日本を出国したときはトートバック1つだけだったのですが、荷物が増えていたのでスーツケースが増えての帰国となりました。

スーツケース(299元、約4800円)と折りたたみ傘(99元、約1600円)は実用性が高いが、あえてここで買う人はそんなにいないのではとも思う。
折りたたみ傘のタグにはMIのロゴと米家のロゴが並んでいる
5000mAhのモバイルバッテリーは49元(約800円)
スマホリングは19元(約300円)
ボールペンは金と銀のものがある。約400円
USBライトはシャオミのモバイルバッテリーと組み合わせるとバッテリーのボタンで電源を操作することができる

 小米之家では、これらの他にもドローンやセグウェイなど日本では発売されていないような多くの製品に実際に触れることもできるので、ガジェットに興味のある方には楽しめそうなスポットだと思います。