みんなのケータイ
モバイルバッテリーにソーラーは必須かな
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2018年9月28日 06:00
モバイルバッテリーを選ぶときの基準は何だろう? 価格、大容量、急速充電、Qi対応などなど。それぞれこだわりがあると思うが、災害が起こるたびに筆者はこれからのモバイルバッテリー選びに「ソーラー充電」は必須かな、と思っている。
初期の頃の携帯電話向けソーラー充電器といえば、フィーチャーフォンのストラップとしてぶら下げられるキーホルダータイプで、小さく、実用性は低いと感じていたが、その後はソーラーケータイ(参考記事)まで生まれて、今やソーラー充電器は選び放題で進化している。
まず、ソーラーパネルがデカイ。1枚のパネルがスマートフォンと同じサイズ、あるいはそれ以上に大きく、複数のパネルがつながっている商品も多い。品質もきちんと充電できる商品が多い上、安い。
たとえば筆者が購入してしばらく試し続けている商品は1万mAhの大容量で税込2780円。Amazonなどをチェックすると既に価格破壊が進み、3000円前後で2万mAh程度がよく売れているようだ。
ただ、品質がきちんとしている、と判断したのはあくまでレビューの内容に良好なものが増え、自分が購入した商品を使ってみて、結果的にそう感じているだけ。
まだまだ耐久性がどの程度アテになるのか、これから何年程度使い続けられるのかが判断できない。商品によっては保証期間を設けているので、そのあたりの商品は耐久性に自信があるのかな、とは思うのだが、なにしろ通常のモバイルバッテリーであれば、それなりに名の通ったメーカーが多く安心できるものの、ソーラー充電器のメーカーは知らない名前ばかり。
筆者が購入した商品にいたっては製造メーカーも商品名すらよくわからない、というもの。輸入販売しているらしい会社から購入したのだ。
というわけで筆者がソーラー充電器を購入する際に、2つの基準を考えて試してみた。
(1) 日常生活で普通のモバイルバッテリーとして使えること
(2) カバンなどにぶら下げられること
(1)の理由は、ソーラー充電器を災害時のみ取り出す防災袋に放り込んでいたら、持っているのを忘れた or 何年も後にチェック→「壊れてましたー」なんてシャレにならない展開があり得る。
むしろ普段から使うことで、常にソーラー充電器の状態を確認したい。ソーラー充電の効率を考えたら、パネルがたくさんあるタイプのソーラー充電器が良いのだが日常で使うにはちょっと……。
必然的に選ぶのはスマートフォンと同程度のサイズ、カバンに収納できるサイズとなる。筆者が選んだソーラー充電器は重さ約386gと重めで大ぶりだが、とりあえずいつも使っているカバンのポケットに入る。
なお、現在売られている商品の主流はソーラー充電器とは言っても、ソーラーを使わずに自宅のコンセントからバッテリーに充電可能(スマホの充電器でね)な、本当に普通のモバイルバッテリーなのだ。
(2)の理由は逆に災害時の移動を考えて。カバンにぶら下げつつソーラー充電しながら移動できたらなぁ、と考えたのだ。ただこれ、試してみたのだがうまくいかない。充電ができないわけではないが、やはり太陽光がうまくパネルに当たらず効率が悪い。たとえばスマホと接続しながらぶら下げていると、消費のほうが大きい。
おそらく(2)を重視するのなら、パネルがたくさんあるソーラー充電器のほうが良いのだろう。
筆者は(1)を重視して、ソーラー充電器を普段からモバイルバッテリーとして使い続けているのだが、なかなか悪くない。謎メーカーの謎充電器だったが、一度満充電にすると電力の消費は少なく、半年程度あまり使わずにいても十分充電残量がある(5ランプ中4ランプ表示。これもアテになるかわからないけども)。
また、満充電の状態から使い続けても、さほど発熱しないし、連続で8時間以上動画を流せたので災害時にワンセグを見るといった使い方なら十分だろう。
さらにソーラー充電も、太陽光が晴天でなくてもなんとかなる。曇りだと充電ランプがちらつくものの、それでも9月だと夕方の17時過ぎまではソーラーで充電できる(ただ平置き必須。また3時間程度の充電ではランプ1つすら増えないが)。
とりあえず、今のソーラー充電可能なモバイルバッテリーは、それなりに使える。安価なので1台持っていて損はしないと思う。