画面の滑りが悪くなってきた？　コーティング剤を試してみた

　発売早々に使い始めたGalaxy S9。この記事の掲載時点では約4カ月が経過しているのだが、1カ月ほど前から、購入時と比べると画面のコーティングが落ちてきていると感じることが増えてきた。

　具体的には、指紋などの汚れを拭いても新品のようにはスッと取れない、あるいは操作している時に指滑りがあまり良くないといった具合だ。特に、スクロールや文字入力などで触れる機会の多い部分は相応に劣化してきていると感じる。

　画面保護フィルムや保護ガラスを貼っていれば貼り替えるだけで済む話なのだが、筆者はエッジスクリーンの滑らかな手触りと操作性が気に入っているので、あえて何も貼らずに使っている。

　しかし、確かにコーティングの劣化は気になるが、これだけで修理や交換をするほどではないな……と思いつつ使っていた時、スマートフォンのガラス部分に塗るコーティング剤の存在を思い出した。

　今回試したのは、サンワサプライのフッ素コーティング剤「200-CD016」（製品情報）。使い方は簡単で、まず、目薬のような容器に入った液を画面に垂らし、ティッシュペーパーなどで塗り広げる。すぐに揮発するので、乾いたら同じ作業を2～3回繰り返す。あとは、コーティングが定着するまで8～12時間待つだけだ。

　フィルムや保護ガラスを貼り付ける際のような緊張感や繊細な作業はなく、とても簡単に施工できる。強いて言えば、スマートフォンを触らずに放置するのが人によっては一番難しい作業かもしれない。実際に筆者も途中でうっかり何度か触ってしまったが、結果を見る限り、多少なら仕上がりに大きな影響は無さそうだ。

　翌朝、端末を見てみると、画面の光沢は心なしか復活している。指滑りや汚れの落ちやすさもある程度改善しているのが感じられたが、まだ新品状態ほどではない。しかし、これで「効果が無かった」と考えるには早く、同様の作業を2～3回繰り返すことで効果が発揮される物のようだ。翌日、翌々日と、同様にコーティング剤を塗っては一晩放置してみた。

　結果としては、繰り返し施工するうちに指滑りが良くなり、かなり購入時に近い操作感が得られた。他社製品も含め、コーティング剤の相場としては2000円弱の製品が多い。数カ月に一度コーティングをし直すという選択肢も悪くないのではないだろうか。機種専用のフィルム類とは違い、余ったら他の機種で使うこともできる。

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