スタパ齋藤のコレに凝りました「コレ凝り!」

ハイドレーション・システムでバテ防止!

水分背負ってチューブで給水、CAMELBAKを愛用中~♪

ハイドレーション・システムで「こまめな水分補給」をガッツリ実行!

 6~7年前から使い始めたハイドレーション・システム。運動中に水分補給をするための道具で、主に「飲料を入れたバッグを背負うなどして身につけ、チューブを使っていつでも水分補給できるシステム」を指します。

左はCAMELBAKのハイドレーション・システムで、リザーバーと呼ばれるバッグに水などの飲料を入れてバックパックで背負います。飲料は、リザーバーから伸びるチューブから直接吸い出して飲みます。ウォーキングやランニングやハイキングの最中でも、行動を停止せずに飲むことができます。

 運動中などに水分を補給すると言えば、ペットボトルなどから飲むのが一般的。場合によっては、バックパックやウエストバッグからボトルを取り出すため、いったん立ち止まったりバックパックを下ろしたりする必要があるかもしれません。一方、ハイドレーション・システムの場合、口元のチューブから即飲めるので、歩きながらでも走りながらでもいつでも飲めます。

 ハイドレーション・システムを使うと、運動について耳ダコ的に指摘される「こまめな水分補給」をシッカリと実行できます。実際、ペットボトルなどからの水分補給って、いちいちボトルを取り出してキャップを外して飲むのが「ちょっと面倒」なので「水分補給は休憩時にでも」となりがちで、水分補給を怠りがちですな。でもハイドレーション・システムにはそういう面倒がないので、こまめな水分補給をラクに実践できるというわけです。

 ハイドレーション・システムを使うメリットは後述しますが、ワタクシの場合は使い始めてすぐに「もうコレ必須!」てな感じになりました。現在行っている運動は、主にウォーキングと低山登山、それからたまにスポーツ自転車(MTB)走行あたりですが、ハイドレーション・システムなしの運動はちょっと考えられません。

 正直なところ、ハイドレーション・システムを使う以前は「運動中の水分補給が不十分」だったようです。運動中に脱水状態になったりボーッとしたり、(後から考えてみると)危なっかしい状態がチョイチョイありました。しかしハイドレーション・システムを使い始めてからは、そういう問題はほぼなく、快適に楽しく動き続けられるようになりました。マジで凄くイイです、ハイドレーション・システム♪

ハイドレーション・システムのメリットとデメリット

 ハイドレーション・システムを使ったときのメリットとデメリットですが、まずワタクシが感じるデメリットを少々。一般的なウォーターボトルなどと比べると、使用後に洗うのが面倒だったりします。バッグやボトルにチューブをつないで使いますが、チューブや吸い口やバッグの水洗いが面倒です。頻繁に使っていれば、使用後に一式を水洗い・水切りして干す程度でいいので、まあまあラクではあります。ですが、使用頻度が低いと衛生面からシッカリ洗ってちゃんと乾燥させる必要があり、やっぱりけっこー面倒ですな。

 それから、バックパックに入れるタイプ(とくに袋状のもの)だと、飲料の残量がわかりにくいこと。使い慣れないうちは「あらっ、空だ!」とバッグに追加の飲料を補給するタイミングが遅れたりすることも。まあこれは休憩時に確認すればいいだけなんですけどネ。また、ある程度使い慣れると飲料の残量もだいたい把握できたりします。

 ちなみに、ボトルにチューブを取り付けるタイプのハイドレーション・システムの場合、ボトルをバックパックの横側に入れれば、手でボトルを持ち上げたときの重さで飲料の残量をチェックできます。詳しくは後述しますが、このタイプのハイドレーション・システムだと、予備ボトルを用意できたり使用後の洗浄が容易だったりするので、より便利に使えるシチュエーションが多いかも、です。

 あとは、製品によっては値段がソコソコしちゃうコト。ワタクシが使用中のものだと5000円くらいします。ただ、最近はハイドレーション・システム製品が各社から発売されまくりで、中には実売1000円を切るものもあるようです。

 以上が、ワタクシが感じるハイドレーション・システムのデメリットです。続いて、メリットを。

 ハイドレーション・システムのメリットは、こまめな水分補給がもたらす利点と直結するわけですが、実感できるものが多々あります。まず、体が必要とする水分を適切に補給できるようになるので、疲れにくくなります。

 適切な水分補給は、人や運動により異なるとは思いますが、ワタクシの場合ですと、夏場なら「10分に1度程度、口内が十分潤う程度の水分を補給」する感じです。「口の中の湿り気が若干失われたかな」と思って飲むタイミングが、10分間隔くらいで訪れることが多い、とも言えます。なお、飲んでいるのは、市販の粉末スポーツドリンクを通常の倍程度の水で薄めて作るハイポトニック飲料です。

 これだけで、運動中も休憩時も運動後も疲れを感じにくくなりました。いわゆる「バテ」の状態も激減し、連続して行動できる時間も長くなったと思います。喉の渇きからくる「苦しい感じ」もありませんので、より快適に楽しく行動できるようにもなりました。

 暑さに強くなったようにも感じます。「暑くてヘバった~」「暑くてもう動けな~い」みたいなコトがほぼなくなりました。以前はそういうコトが多く、頭に水道水をかけて冷やして木陰に逃げ込むこともありましたが、ハイドレーション・システムを使い始めてからそういうコトがなくなったので、以前は単に水分補給が足りなかっただけかも、です。

 暑さ絡みで言うと、小休止時のクールダウンが効率よく行われているような気もします。以前だと、小休止時に「なかなか体の熱が下がらない」という感じでしたが、ハイドレーション・システムを使い始めてからは「休めば間もなく体の熱さもなくなる」という感覚。考えてみると、以前は水分補給不足でオーバーヒート気味だったのかもしれません。

 まあイロイロと書きましたが、総じて「体がラクになる」「さらに行動できるようになる」という感じです。また、とくに夏場にハイドレーション・システムを使ってみると「脱水関連の不安が非常に少ない」ということを強く感じると思いますので、興味のある方はぜひ一度お試しください。

コレを愛用しております~

 最後に、愛用中のハイドレーション・システムについて少々。各社からイロイロなハイドレーション・システムが発売されているわけですが、ワタクシはCAMELBAK(キャメルバック)製品を使っています。CAMELBAK公式サイトはコチラです。

 CAMELBAK製品を使っている理由は、製品種類が多いことから自分の用途にマッチした製品を選べること。製品の作りもよく、長く使っていますがこれと言って問題は起きていません。また、オプション類も豊富で、きめ細かなニーズを満たせるとも感じます。入手性の高さもイイですな。

 具体的に使っている製品はいくつかありますが、たとえば「アンチドートリザーバー」シリーズ(メーカー製品情報ページはコチラ)。バックパックに入れられる袋タイプの飲料タンクにチューブがつながったものです。これは森林のウォーキングや登山のときに使っています。

「アンチドートリザーバー 2.0L」。このほか、場合によって3.0Lのものも使っています。リザーバーから伸びるチューブは独自のリンクシステムにより脱着できます。チューブを外した状態だと飲料は流れ出しません。
「ビッグバイトバルブ」と呼ばれる吸い口部分。軽く噛んで飲料を吸い出すように飲みます。あまり強く噛む必要がなく、サイズも比較的にコンパクトです。ロック機構を使えば飲料が漏れません(写真右)。
リザーバーの開口部は大きめで給水しやすく、手が入るので内部もしっかり洗えます。ほか、細部までいろいろな実用性を備えているあたり、さすが老舗の製品だと感じます。手前に見える穴あきプレート部を持っての給水も行いやすく、約70度回すだけで開閉できるキャップも実用的です。

 CAMELBAKはハイドレーション・システムの老舗ですが、さすがに完成度が高いです。一昔前のCAMELBAK製品は「ココがイマイチ」「このシクミがビミョー」という点もありましたが、現行品は細部までよくできていると思います。

 また、CAMELBAK製品は汎用性とオプション品の豊富さが特に優れていると思います。たとえばチューブを特定方向に向けておける「アンチドートチューブディレクター」を使えば、両手が塞がった状態でも飲料を飲めます。ほか、チューブをマグネットで固定できる「マグネティックチューブトップ」を装着できたり、あるいはチューブを構成するパーツ毎に購入することもできます。詳しくは公式サイトのリザーバーアクセサリー一覧(該当ページはコチラ)をご覧ください。

 それから、ボトルをハイドレーション・システム化できるアクセサリーもあります(該当ページはコチラ http://www.camelbak.jp/menu74/contents77)。CAMELBAKの「エディボトル」や「ポディウムボトル」にチューブを追加でき、ボトルタイプのハイドレーション・システムとして使えます。これをウォーキングやスポーツ自転車(MTB)走行用に使っています。

CAMELBAKの「エディボトル1.0L」「エディハンズフリーアダプター」。組み合わせると、ボトルタイプのハイドレーション・システムとして使えます。ちなみに「エディボトル1.0L」のフタ部分は、一般的な自転車用ボトルの多くと同じ規格のようなので、つまり自転車用ボトルをハイドレーション・システム化することも可能です(メーカー保証外となりますが)。

 オプションを使うことにより、他社製ハイドレーション・システムにない幅広い活用が可能というわけですな。前述のとおり個々のパーツがバラ売りされていますので、破損した部品のみ交換しつつ長い間使えるのもイイですな。

 余談ですが、袋タイプを森林ウォーキングや登山用、ボトルタイプをウォーキングや自転車用として使っているのは、行動するエリアの違いからです。ウォーキングや自転車で行くエリアには自販機があるので、ボトルタイプに最小限の飲料を入れて身軽に行動し、必要に応じて自販機の飲料を詰めて飲むという感じ。給水場所がかなり限られる近場の森林や低山ではそういうコトができないので、余裕をもって飲料を携帯すべく大容量の袋タイプを使っています。

 てな感じのハイドレーション・システム。最近ではとくに流行っている(!?)ようで、CAMELBAK以外の選択肢も豊富です。「こまめに水分を補給したい」と思うなら、た~ぶ~ん、かなり役立つと思いますので、ぜひチェックしてみてください。

スタパ齋藤

1964年8月28日デビュー。中学生時代にマイコン野郎と化し、高校時代にコンピュータ野郎と化し、大学時代にコンピュータゲーム野郎となって道を誤る。特技は太股の肉離れや乱文乱筆や電池の液漏れと20時間以上の連続睡眠の自称衝動買い技術者。収入のほとんどをカッコよいしサイバーだしナイスだしジョリーグッドなデバイスにつぎ込みつつライター稼業に勤しむ。