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au、ハンドソープで洗えるスマホ「DIGNO rafre」

12月11日発売、育児中のママに訴求

 KDDI、沖縄セルラーは、パッキンを工夫するなどしてハンドソープで洗えることを公式に謳うスマートフォン「DIGNO rafre(ラフレ)」を12月11日に発売する。価格は一括で5万7240円、機種変更・MNPでの実質価格は5400円程度になる見込み。

ハンドソープで洗えるスマートフォン「DIGNO rafre」
一体成型のキャップとパッキン
スピーカーの穴も大きくして撥水性や水通りの良さを高めた
ハンドソープによる手洗いの様子

 「DIGNO rafre」(KYV36)は、20~40代の育児中の女性をターゲットにしたAndroidスマートフォン。京セラが製造を担当する。最大の特徴は、端子カバー部分のパッキンのOリングを一体成型とし、気密性をこれまで以上に向上させたことで、「泡立てたハンドソープ」による洗浄を可能にした。ハンドソープはライオンの「キレイキレイ」など一般的なものを想定。特殊な成分を含むものや業務用洗剤は想定しないほか、石鹸も石鹸カスが残留する可能性があるとして推奨されない。

 端末本体の防水性能は、京セラ独自の試験により、“温水防水”としてお湯(43度以下)にも対応。お風呂場で、常温の水ではなくお湯がかかっても安心とする。なお、温水への水没はサポート対象外。

 スピーカー部分の穴を大きくするなど、洗剤の成分を含む水が流れやすくする工夫が凝らされている。女性向けのこだわりとしてはほかにも、端子カバーを開けるための溝を大きく設計し、ネイルをした指でも開けやすくした。

 濡れた手で操作できるタッチパネルを搭載。背面パネルの表面には、細かな擦傷を自動で修復するスクラッチヒーリング処理が施されている。ディスプレイの表面ガラスには「Dragontrail X」を採用、端末は耐衝撃性能を備えている。

 同時に発売されるカバーやケースも、水抜き穴を備えた洗える製品が「au +1 Collection」としてラインナップされる。カバーはハンドソープではなく水洗いに対応したブック型ケース。液晶保護フィルムは、剥がして洗い、再度貼り付けられる仕様のものをラインナップする。お風呂に浮かべられるアヒル型スマホスタンドも用意する。

専用アクセサリー

主な仕様

 ディスプレイは約5インチ、1280×720ドットのTFT液晶。メインカメラは1300万画素で、インカメラは200万画素。CPUは1.2GHz駆動のクアッドコアで、メモリは2GB、ストレージは16GB。最大128GBまでのmicroSDXCカードを利用できる。

 LTEの通信速度は下り最大150Mbps、上り最大25Mbps。WiMAX 2+、VoLTEとVoLTEを利用する通話関連サービスに対応している。キャリアアグリゲーションには非対応。

 OSはAndroid 5.1。おサイフケータイ、NFC、ワンセグ視聴、赤外線通信、Bluetooth 4.1に対応。無線LANはIEEE802.11b/g/n(2.4GHz)。IPX5/8の防水性能、IP5Xの防塵性能と、耐衝撃性能も備える。SIMカードはau Nano IC Card(Ver.4.0)。バッテリー容量は3000mAh。

 連続待受時間は約790時間、連続通話時間は約1300分。大きさは約71×141×10.1mmで、重さは約155g。ボディカラーはコーラルピンク、カシミアホワイト、マリンネイビーの3色。

太田 亮三