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ソフトバンクとauがLTE国際ローミングを開始、ドコモは準備中

 ソフトバンクモバイルとauは、海外でもLTEによる高速通信が可能な国際ローミングサービスを開始することを明らかにした。

 ソフトバンクモバイルは、FDD-LTEネットワークによる国際ローミングを9月13日より開始する。まずは韓国の通信事業者「SK Telecom」でサービスを開始し、今後は対象エリアを拡大していく方針。「SK Telecom」ではソフトバンクの「海外パケットし放題」が利用可能となる。「海外パケットし放題」は現在、114の国と地域で利用できるサービス。渡航先で、FDD-LTE方式対応端末のネットワーク設定を、対象事業者に設定することで利用が可能になる。なお、対応端末は現在のところiPhone 5、iPad 4、iPad miniの3機種のみ。

 一方auは、韓国の「SK Telecom」、香港の「PCCW」、シンガポールの「M1」、と3カ国3社で9月19日よりサービスを開始し、順次対象エリアを拡大する。現在のエリアは、ローミングサービス「海外ダブル定額」と同じ、158の国と地域が対象となる。auの「海外ダブル定額」ユーザーであれば、LTE向けに申し込みは不要。対応端末は、iPhone 5、iPad 4、iPad miniに加え、iPhone 5s、iPhone 5cの5機種としている。なお、各端末においてはiOS 7へのバージョンアップが必要となる。iOS 7へは9月18日に提供開始すると、アップルが発表している。

 またドコモでは、LTEの国際ローミングサービスについて「今年度中にローミングイン、2014年夏までにローミングアウトの対応を目指す」とコメントしている。

川崎 絵美