ソフトバンクのパナソニック製7モデルに不具合、ソフト更新開始


 ソフトバンクモバイルは、パナソニック製携帯電話の国際ローミング設定における不具合を公表し、順次ソフトウェア更新サービスの提供を開始した。

 不具合は、北米地域において国際設定が「自動」となっていると圏外になり、国際サービス自体が利用できないというもの。米国の全ての通信事業者が対象となり、海外パケットし放題を含めて世界対応ケータイサービスが利用できない。

 対象となる端末は、830P/831P/840P/840P for Biz/841P/002P/002P for Bizの7モデル。このうち、「002P」と「002P for Biz」についてはソフトウェア更新サービスの提供が開始された。残りのモデルも準備が整い次第、提供を開始するとしている。

 なお、今回の不具合はユーザー側で、国際設定をGSMに固定することで回避措置がとれる。メニュー画面の「設定」から、「通話設定」→「通話サービス」→「国際設定」→「3G/GSM選択」→「手動」と遷移して選択する。ただし、逆に国内では圏外になるため、帰国後に国際設定を「自動」に戻す必要がある。

 ソフトウェア更新には最大で10分程度かかる。この間、緊急通報など、通話やメールな携帯電話の操作は行えない。

 

(津田 啓夢)

2012/5/11 16:02