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【iPhone 8/8 Plus発売】ドコモのセレモニーに綾野剛とブルゾンちえみが登場、吉澤社長は「期待を超える驚きと感動を」

発売前の行列はなかったが、セレモニーには10人のユーザーが参加。壇上にあがって一緒にカウントダウンした

 22日、アップルのスマートフォン「iPhone 8」「iPhone 8 Plus」が発売された。NTTドコモでは、東京・有楽町駅そばにある「ドコモショップ丸の内店」で発売記念セレモニーを開催し、同社代表取締役社長の吉澤和弘社長が「期待を超える驚きと感動をお届けする。ぜひともお楽しみください」と胸を張る。

 会場には、CMに出演する綾野剛とブルゾンちえみも駆けつけた。今回のカラーバリエーションではスペースグレーを選ぶと語った綾野は、iPhoneのスペックの高さとデザイン性の両立を讃え、特にカメラ機能について「写真なら約10倍、ビデオなら約6倍のズームができる。そうした点も含めてカメラの進化に置いていかれないようにしたい」と語る。単体で通話できるApple Watch Series 3にも「これまではiPhoneがなければという形だったが、完全に1つの携帯電話として成立する時代が来たのか、と興奮する」とコメント。

 こうしたカウントダウンイベントに初めて参加するというブルゾンちえみは登場直後から「興奮しています」と顔を上気させつつ、iPhoneの新機能のなかでは「ワイヤレス充電を試したい。使うよりも早く充電したい」と語っていた。

人気はiPhone 8の64GBモデル

 吉澤氏によれば、「iPhone 8」の64GBが人気だという。「iPhone 8 Plus」では256GBモデルへの予約が多かったようだ。一方で1年前の「iPhone 7/7 Plus」よりも「iPhone 8/8 Plus」の予約数は下回った。11月に「iPhone X」の発売を控えている影響かと問われた吉澤氏は、率直に「わからない」とコメント。「iPhone X」については入荷数も現時点でまったくわからないという。

 ドコモでは新型iPhoneの発売にあわせ、iPhone 8購入から1年で機種変更するとdポイントが還元される「機種変更応援プログラムプラス」を新たに用意。一方で、auの「ピタッとプラン」のような端末割引がないプランは追加せず、「うちは還元の最大額は変えたが、仕組みは変えていない」と複雑化していないと説明する。「家族まとめて割」「下取りプログラム」などを組み合わせれば、iPhone 8を実質0円で購入できるケースがある、としつつも「総務省のガイドラインには反していない」(吉澤氏)とした。

 また他社ではこれまでより大容量のプランが追加されたが、「日頃から検討を重ねているが、既にシェアプランで大容量のものはある。iPhone向けに何かと決まったものはない」と述べ、競争上でも、他社に顧客が流れる恐れは低いとの見方を示す。

Apple Watchについて

 ドコモとして初めて「Apple Watch」を取り扱うことになった今回、決め手になったのはApple Watch単体でモバイル通信に対応したこと。サービスエリアの広さや品質の魅力を引き出すために採用したと語る。

 ちなみに「ワンナンバー」の料金は、同様の機能を提供する他社サービスより150円高いが、「当初180日間は無料で提供する。今の時点で値下げは考えていない」とコメント。

4CC CA導入

 ドコモのiPhone 8/8 Plusは、下り最大500Mbpsで利用できる。そこに吉澤社長は、4つの周波数を組み合わせてさらに高速化する「4CC CA(キャリアアグリゲーション)」の導入に向けて検討を進めていることを明らかにした。iPhone 8、iPhone 8 Plusで利用できるようにするという。

 ネットワーク側とiPhone側のどちらで対応に必要になるかは検討中。技術的には実現可能との見通しを示し、近い将来の導入を示唆した。