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「絵文字」で天気予報を表示、国内MoMAストアで販売~開発のきっかけはMoMA収蔵

 NTTドコモが開発した絵文字を使って、天気を知らせてくれるIoTデバイス「emoji ウェザーフォーキャスター」が9月15日、全国のMoMA Design Storeで発売される。価格は1万3000円(税抜)。

 「emoji ウェザーフォーキャスター」は、専用のスマートフォンアプリで地域を選ぶと、ネット上の天気予報から、絵文字を使って「晴れ(太陽の絵文字)」「くもり(雲の絵文字)」「雨(傘の絵文字)」「雪(雪だるまの絵文字)」のいずれかが光って教えてくれる。気温は光の色で表現する。

 日本国内でMoMA Design Storeを展開するロフトでは、2016年10月、米ニューヨーク近代美術館(MoMA)のコレクションにドコモで開発された絵文字が収蔵されたことを受けて、商品開発を提案。QUANTUM社が手がけるIoTサイネージ「QM weather.」の天気アイコンを絵文字に差し替えて商品化したという。

 MoMA Design Storeの商品ということもあって、ドコモショップなどでは取り扱われない。また利用にあたってはドコモの回線ももちろん必要ない。

 絵文字は、当時ドコモに所属していた栗田穣崇氏によって開発。MoMAへ収蔵される際には「携帯電話を介してコミュニケーションする上での革命的な変化に寄与した」などと評価された。