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KDDI、IoT向け通信規格「LoRaWAN」の検証キット

 KDDIは、IoT向けの通信規格「LoRaWAN」に対応した検証キット「LoRa PoCキット」を法人向けに2017年1月より提供する。価格は120万円(税抜)で、LoRaゲートウェイ1台とLoRa端末10台、LTE回線や管理コンソールの6カ月分の利用料などが含まれる。

 「LoRaWAN」は、免許不要の周波数帯で利用できる無線通信規格。速度は最大でも数十kbps程度と低速ながら、広範囲に通信が可能。端末を一度設置すれば最大で10年程度、電池が持続する省電力性能を備える。

 KDDIではLoRaゲートウェイを接続する回線として、ソラコムのシステムを使ったLTE通信サービス「KDDI IoTコネクト Air」を組み合わせ、クラウド上の管理コンソールから集中管理できるシステムとして提供する。

 「LoRa PoCキット」には、LoRaゲートウェイ(屋内用または屋外用を1台)と10台のLoRa端末、LTE用ルーター端末に加え、「KDDI IoTコネクト Air」の通信費、LoRaの管理コンソール利用料、サポート費用がそれぞれ6カ月分含まれる。また、個別見積もりにて、アプリケーションサーバーの開発支援サービスも提供される。