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スマホとパソコン、両方使うのは4割~GfK調査

 GfKジャパンは、スマートフォンとパソコン、タブレットの利用状況をまとめた調査結果を発表した。スマートフォンの普及がどういった影響を与えるか分析するための調査で、パソコンとスマートフォンの両方を持つユーザーは全体の4割だった。

 同調査は、2016年4月、インターネット上で行われた。18歳~69歳の男女1201名を対象にした。

 それによれば、スマートフォンとパソコンに加えてタブレットまで所有している人は全体の16%。スマートフォンとパソコンという2台を持つ人が最も多い(39%)。

 複数のデバイスを使う人を対象に、どういった使い道になるのか聞いた設問では、写真撮影やSNSなどリアルタイムな作業はスマートフォンで行う傾向にある。ネットバンキングなどセキュリティが重要になる作業や、住所録管理といった時間が必要な作業はパソコンで行う傾向が見受けられた。スマートフォンとパソコンを連携して使う場合、最も多かったのはWebメールを双方の機器から使うという回答で、その割合は48%だった。次いで、写真の同期・転送が36%、パソコンでスマートフォンのバックアップを取るという人が29%だった。OS別に見ると、iPhoneユーザーのほうがそうした連携を積極的に利用していることもわかった。

 スマートフォンとパソコンという組み合わせで利用する年代は18歳~29歳が多く、年代が上がるにつれて割合が低下した。では若い年代がスマートフォンとパソコンの両方を使う傾向にあるかといえば、そうとも言えず、若い年代ほど「スマートフォンのみ所有する」という回答が高い割合を占めている。こうした状況からGfKでは「初めて持つ情報機器がスマートフォンである層が増えていることを勘案すると、スマートフォンへの集約は今後さらに進むと見られる」と分析する。