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「ドコモビジネストランシーバ」、緊急地震速報対応の新機種

 NTTドコモは、FOMA網を利用する「ドコモビジネストランシーバ」の新端末として、緊急地震速報に対応する端末2機種を発売する。

 「ドコモビジネストランシーバ」は、2013年9月より提供されているサービス。業務用無線だった法人向けのトランシーバーを、パケット通信で実現するサービスとして提供されている。これまで車載タイプ、ハンディタイプの2種類が用意されてきたが、今回、同サービス対応端末として初めて、緊急地震速報を受信できる機能を備える機種が登場することになった。

 3月10日に発売されるのは車載タイプの「iMH-1000」(日立国際電気製)、続けてハンディタイプの「iVo-300」(モバイルクリエイト製)が23日に発売される。ただし「iVo-300」で緊急地震速報を受信できるようになるのは、6月になる予定。車載タイプは緊急地震速報、津波警報、災害・避難情報を受信でき、同サービスの端末と相互に呼出・通話が可能。またデータ連係サービスとGPSを組み合わせて位置情報管理も可能となり、運行管理などに利用できる。大きさは約115×106×26.5mm、重さは約400g。

 一方のハンディタイプは緊急地震速報を受信でき、防水・防塵性能を備える。通常モードで約9時間、エコモードで約13時間、動作する。また本体に外付けのハンドマイクを取り付けることもできる。大きさは約54×30×123mm、重さは約240g。

関口 聖