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スマートフォンで銀行口座を開設できるアプリ、DNPが金融機関向けに

 大日本印刷(DNP)は、スマートフォンから銀行口座の開設申込が可能なアプリを3月31日より提供する。金融機関向けに提供されるもので、同社では今後3年間で4億円の売上を目指す。

 これまでスマートフォンから銀行口座の開設を申し込めるアプリは、いくつかの金融機関で提供されてきた。DNPでもメガバンクや地方銀行向けに提供しており、今回は、スマートフォンのカメラで本人確認書類(免許証など)を撮影して画像データを送信し、氏名や住所などをサーバーに送信する、という基本機能をまとめ、口座開設を申し込めるアプリとして提供する。

 本人確認書類の読み取りは、東芝ソリューションのクラウド型OCRを利用。アプリの配色を銀行のコーポレートカラーにあわせるといったカスタマイズもサポートする。導入する金融機関にとっては、独自開発するよりも短期間かつ低コストで導入でき、なおかつ、スマートフォンのOSがバージョンアップした際にもアプリの動作検証の手間も省ける。

関口 聖