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ドコモ、タクシー無線などをFOMAで実現する法人向け端末を発売

 NTTドコモは、トラックやバス、タクシーなどで使う無線に代わるサービスとして開発した「ドコモビジネストランシーバ」を9月24日に発売する。ドコモの法人営業部門やWebサイトを通じて法人向けに販売される。

 「ドコモビジネストランシーバ」は、FOMAプラスエリアを含むFOMAのエリアにおいて、音声通話やデータ通信が可能な端末。音声通話はトランシーバーのような半二重通信になっている。携帯電話ネットワークを利用する仕組みのため、従来の業務用の無線方式のようなインフラ構築や免許取得が不要になる。また、運行管理システムなどと連携できる外部インターフェイスが用意されている。

 対応機種は車載設置型トランシーバー端末で、富士通テン製とモバイルクリエイト製の2機種が用意される。モバイルクリエイト製端末は9月24日に発売される。富士通テン製端末は10月に発売される予定。

 利用料は月額3885円で、2年契約で「トランシーバ割」が適用されると月額3150円になる。無料通信分は8400円(40万パケット)で、パケット通信料は1パケットあたり0.021円。

モバイルクリエイト製
富士通テン製

太田 亮三