カシオ、HSDPAや非接触ICに対応した業務用PDA発売


 カシオ計算機は非接触ICカードに対応し、HSDPA対応のW-CDMA通信モジュールを搭載した業務用PDA「カシオペア DT-5300 M52SWC/M52SGC」など12モデルを12月25日より順次発売する。

 DT-5300シリーズは、FeliCaやMifare非接触ICカードの読取機能を搭載した業務用PDA端末。訪問先で非接触ICを読み取ったり、通信を利用して、データを送信・確認したりと活用できる。訪問スタッフや電力・ガス・水道の巡回スタッフ、保守メンテナンス、運輸業などでの利用が想定されている。

 OSはWindows Mobile 6.5日本語版で、CPUはいずれもMarvell製PXA 624MHzを搭載する。本体メモリはRAM128MB、FROM256MB(ユーザー領域約150MB)。下り最大7.2MbpsのHSDPAに対応し、音声通話も行える。NTTドコモ網とソフトバンク網のいずれかに対応したモデルがラインナップされる。

 本体は落下強度1.5m、氷点下での動作など、耐環境性能を搭載している。盗難・紛失対策として、端末内データの自動消去機能なども用意されている。また、モデルによっては200万画素CMOSカメラも装備する。

 ディスプレイは、3.7型、640×480ドット、6万5536色表示のBlanview液晶(透過型カラーTFT)を搭載し、数字キー、スキャナー機能などを装備している。無線LANやBluetooth、赤外線に対応する。大きさは約78×159×32mmで、重さは約335g。

 

(津田 啓夢)

2009/11/26 15:53