本日の一品

アプリで位置合わせを簡単に、ぴったり貼れる液晶保護フィルム

 2014年9月、発売されたばかりの「iPhone 6 Plus」を持って、少し困っていたことがある。約5.5インチ大画面なのは良いのだが、大画面だけにディスプレイの傷が心配。さらに、iPhone 6やiPhone 6 Plusではディスプレイ面の端が湾曲(ラウンド形状)しており、ディスプレイ保護シートは貼りにくい部類のスマートフォンとなる。

 そこで今回試したのは、バッファローの「気泡が消える液晶保護フィルム 薄型高光沢タイプBSIP14FUG」である。結論から言うと大正解。ちょっとしたアイデアのお陰でズレることも無く、ディスプレイ保護シートを貼り付けることができた。

「気泡が消える液晶保護フィルム 薄型高光沢タイプBSIP14FUG」。見た目はよくあるディスプレイ保護シートのパッケージ

 手にとったパッケージはごく普通のディスプレイ保護シート。今までと何が違うの? と思ってしまう。筆者自身、ディスプレイ保護シートの貼り付けはそれほど苦手ではない。まれに知人より代わりに貼って欲しいと頼まれることすらある。しかしながら、5インチを超えるような大画面モデルだと話が別。ホコリや糸くずが付かないように貼ることはできても、「まっすぐ」貼るのはとても難しいのである。

 この製品のパッケージ内に入っているのは、ディスプレイ保護シート1枚、それとディスプレイ拭き上げ用クリーニングクロスと、ホコリ取り用シールである。いわゆる、ホコリが舞っているような場所、または風が吹いているような場所でない限り、貼り付けに失敗しないよう配慮された一式が入っている。

 特徴的だったのは、パッケージ内側に長々と説明書きがある点。普通、ここまで長い説明書きのあるディスプレイ保護シートは無いぞ。ということで、説明書きの通りに作業を進めてみた。

位置合わせ機能の説明で期待が高まる
パッケージ内面にはディスプレイ保護シートとは思えないほど長い説明書きがある
内容物は保護シート、ホコリ取りシート、クリーニングクロスの3点

 最初に専用アプリ「フィルムガイド」をインストールする。これはApp Storeより無料ダウンロードが可能だ。アプリを起動すると、貼り付け手順の確認をするのか、ガイド表示をするのか聞かれる。最初は手順の確認をしておいたほうが良さそうだ。続いてディスプレイ面を付属のクリーニングクロスで拭きあげる。ここでの作業はのちのちの仕上がりに大きく影響を与えるため、気を抜けない。その後、ホコリ取り用シールで画面に吸着しているホコリを取り除く。

クリーニングクロスで丹念に拭きあげる作業が非常に重要だ
アプリとの連携でシートを貼るのが新しい

 続いて専用アプリ「フィルムガイド」の出番である。ガイドを表示させると、ディスプレイ中央より十字に線が表示される。つまり、その線に沿って貼り付けましょうというものだ。さらにフィルム自体も考えられており、最初に中心部を貼り付けることとなる。これは保護シートの剥離シートが3分割されているためにできる芸当。アプリ画面の中心部から伸びて表示されている十字と、保護シートに表示してある青いガイドを合わせることで、位置がぴったりになる寸法だ。最初に中心部を決めたのち、左右残りの剥離シートを剥がしてiPhone 6 Plusに貼り付ける。これにより、結果として非常に綺麗な貼り付けが可能ということとなる。

ディスプレイにガイドを表示させ、線に沿って貼り付ける

 なお、筆者が実際に試したところ、これがもうぴったり貼れて感動した。スマートフォンやタブレットのディスプレイ保護シートというのは少しでも斜めになっている、または位置ズレを起こしているととても気になるものだが、このシートはそれが皆無だ。なお、貼付け時に発生した気泡は指で押し出すことで綺麗に消えてくれた。

iPhone 6 Plusに保護シートの貼り付けが完了した
画像を表示させてみても美しい私のiPhone 6 Plus、ではなくディスプレイ保護シート

 表面にフッ素コートもしてあるディスプレイ保護シート、指通りもサラサラだが、アンチグレアではない。光沢ありで指紋防止加工がしてある。愛用しているiPhone 5cにはディスプレイ保護ガラスを利用しているが、それだと厚みが少々気になる、貼り付けしにくいといった場合には、この「iBUFFALO 気泡が消える液晶保護フィルム」がオススメだろう。薄型で引っかかりにくいのもポイントだ。

製品名販売元購入価格
iBUFFALO 気泡が消える液晶保護フィルム 薄型高光沢タイプBSIP14FUGバッファロー734円

布施繁樹