スタパ齋藤のApple野郎

iPhoneに「JOBY」のスマートフォンスタンド+三脚セットが小さくてイイ!!!

もっと早くコレにしておけばよかった~

スマートフォン用ホルダー+三脚セットのJOBY「グリップタイトONEマイクロスタンド」。コンパクトに持ち歩いてスマートフォンを自立させることができる。

 先日アウトドアショップで見つけたJOBYのグリップタイトONEマイクロスタンド。JOBYはゴリラポッドゴリラポッドで有名なメーカーだが、アウトドアショップに展示されていたゴリラポッドの横に、目立たず展示されていたのが↓コレ。

JOBY「グリップタイトONEマイクロスタンド」は、スマートフォンホルダーとマイクロ三脚のセット品。3000円弱で売られていた。
折りたたんでiPhone 13 miniと比べてみた。ポケットサイズになり、ほとんど嵩張ることなく携帯できる。
iPhone 13 miniをセットした様子。
iPhone 13 Pro Maxをセットした様子。

 すっごーい♪ めちゃコンパクト! と、購入したその日から気に入って持ち歩くようになった。けっこう前から販売されている製品らしいが、これまで存在を知らなかった俺。こんなに小さいのがあるなら、もっと早く使っていればよかった。と思った理由は、それまで↓こんなサイズのホルダー+三脚を携帯していたからだ。

ミニ級のスマートフォンホルダー+三脚だが、ポケットサイズではない。
三脚をたたんだ状態。棒状って感じで、バッグに忍ばせられる。
さらに工夫してコンパクトにしても、JOBYのグリップタイトONEマイクロスタンドには負ける。かなり負ける。

 JOBYのグリップタイトONEマイクロスタンドの携帯性は非常によいのであった。折りたたんだサイズは80×35×10mm程度で、重さは46g。三脚部は金属製(先端の滑り止めは樹脂製)で、ホルダー部は樹脂製。重さ大きさを気にせず気軽に携行できる。

なんでホルダー+三脚を携帯?

 スマートフォンホルダーと三脚を持ち歩く理由は、ときどき「アーッ!!! この日に限ってスマートフォンホルダーと三脚持ってきてナイーッ!!!」と残念な体験をするから。「ここでスマートフォンを設置・リモート撮影できれば、こういう写真を撮れたのに、でも……あぁ……デキない?」みたいな。

 例えば仕事でアリガチなんスけど、自立した自転車を含めた風景写真を撮りたい、とか。でも自転車にはスタンドがないし、自転車を立てかけられる取っ掛かりもない。

自転車にスタンドがなくても、こんなふうに自転車を自立させられるような“取っ掛かり”があれば、自立した自転車を含めた風景写真が撮れる。
ちょっとケースは違うが、こちらもスタンドがない自転車。自転車を自立させる取っ掛かりもない。しかし自立した自転車を撮影できた。実際は自転車を金属パイプで支えて自立させ、撮影し、あとで金属パイプをレタッチで消している。

 自分が被写体を支えたり、被写体になったりしたい。それをiPhoneで撮りたい。のだが、iPhoneの自立が無理。あー惜しい、残念、撮影は無理。

 そんな状況で「やっぱりスマートフォンホルダーと三脚は持ってくるべきだった」と、何度も思った。ので、「この日はiPhoneで撮影しそうだな」と思ったら、ほぼ必ずスマートフォンホルダーと三脚を携行するのであった。

 ほか、「ここで全身を入れた自撮りをしたら記念になりそう」「いまタイムラプス撮影したらおもしろそう」みたいなときも、スマートフォンホルダーと三脚が役立つ。俺の場合はとくに「ここでこういう写真を押さえておけば、あとで記事に使える」というアタマがあるので、「なるべくスマートフォンホルダーと三脚を携帯」したいというわけだ。

 で、これまで携帯していたのが前出のミニサイズだけどちょっと大きいの、であった。それが携帯楽勝サイズになったので、非常に嬉しい。

 ちなみに、「今日は絶対スマートフォンで撮影するだろう」「今日はスマートフォンで撮影するために出かける」といった本腰モードでは、別のスマートフォンホルダーと三脚を携行する。たとえば↓こんなの。

Leofoto(レオフォト)のミニ三脚「MT-03」に同社の自由雲台「MBH-19」をセットしたもの。「MT-03+MBH-19 ミニ三脚」としても売られている。ポケットサイズではないが、十分な堅牢性と機能性があり、ちょっと気合を入れてのスマートフォン写真撮影には好適だと思う。1万3000円少々。
雲台にスマートフォンホルダーをセットした様子。このスマートフォンホルダーも金属製で安定感に優れている。
三脚側は頑丈で、脚を伸ばせたり、脚の角度を変えられたり。すごーい安定感&安心感とともにiPhoneによる写真撮影を行える。

 このセットは仕事でのロケ撮影などで持参することが多い。出番はそう多くないが、「あーっ持ってきてよかった?」と助けられたことも何度か。なお、Leofotoのミニ三脚や金属製スマートフォンホルダー(Woohotブランド品)に関して詳しくは、下のリンクの記事をご覧いただきたい。

JOBYのグリップタイトONEマイクロスタンド、弱点も少々ある

 ポケットサイズのホルダー&三脚セットであるグリップタイトONEマイクロスタンドは、携帯性抜群で便利だが、弱点もある。いくつかある。

 ひとつは、セットしたスマートフォンの向きを変えられる範囲が狭いこと。撮影できる方向が限られるので、撮影時にはひと工夫必要。ちょっと面倒に感じたりもする。

iPhone 13 miniをセットし、カメラを下いっぱいに向けた様子。
カメラを上いっぱいに向けた様子。ホルダー部の可動範囲は広くない。

 それから三脚の脚が短いので、安定性もいまひとつ。スマートフォンをセットする程度なら、まあ必要十分な長さではある。しかし、大きめスマートフォンをセットした場合、向きによっては三脚で支えきれずに倒れてしまったりする。これも、スマートフォンの角度を慎重に決める必要があるという点で、ちょっと扱いが面倒だ。

iPhone 13 Pro Maxをセットした様子。
画面の向きを変えていたら、バランスを失って傾いてしまった(後方の脚が浮いた)。

 三脚の脚はロックされず動きやすい。ので、位置決めをしていると不意に脚が閉じてしまったりして倒れることもある。グリップタイトONEマイクロスタンドは抜群の携帯性がある一方で、よりゴツめの製品と比べると安定性や機能性において少々劣るのであった。

 そこでひと思案。パーツを加えることで、グリップタイトONEマイクロスタンドの弱点をどうにか克服できないか? 結局、できたので、その結果を写真とともにご紹介したい。

グリップタイトONEマイクロスタンドは、ホルダーと三脚をマイナスドライバーやコインで分離できる。
三脚ネジの変換アダプターとマジックアームを追加する。変換アダプターはETLIFE「1/4 ネジ メス - メス 変換アダプター」で999円。マジックアームはSmallRig「ダブルボールヘッド マジックアーム」で、2個入りで1299円。どちらもAmazonで購入した。
各パーツを合体させた様子。
アームによりスマートフォンを向けられる範囲が大きく広がった。また、ホルダー部と三脚部の間隔が広くなったので、三脚が閉じたりしないよう押さえつつ、スマートフォンの向きを自由に変えられて、扱いやすくなった。
アームにより重心の位置を自由に設定できるようになり、不意に倒れてしまうようなことも激減。端末をバランスよくセットできるようになり、iPhone 13 Pro Maxでも安定的に支えられるようになった。
ただ、各パーツを合体させた状態で折りたたんでも、あまりコンパクトではなくなった。
グリップタイトONEマイクロスタンドと追加パーツのそれぞれを個別にすれば、まずまずコンパクト。

 という感じで、グリップタイトONEマイクロスタンドに加え、追加パーツを携行中。グリップタイトONEマイクロスタンドだけだと、思うようにiPhoneを設置できない! という場合のちょっとした助っ人として、小さな追加パーツを持ち歩いているというわけだ。

スタパ齋藤

1964年8月28日デビュー。中学生時代にマイコン野郎と化し、高校時代にコンピュータ野郎と化し、大学時代にコンピュータゲーム野郎となって道を誤る。特技は太股の肉離れや乱文乱筆や電池の液漏れと20時間以上の連続睡眠の自称衝動買い技術者。収入のほとんどをカッコよいしサイバーだしナイスだしジョリーグッドなデバイスにつぎ込みつつライター稼業に勤しむ。