iOS版よりちょっと便利な家計簿アプリ「Zaim」Android版

2012年4月6日 06:00
(甲斐祐樹)
Zaim

 Androidアプリの世界的な普及により、今まではiOSだけだったアプリがAndroidにも登場するようになってきました。そんなアプリの中で個人的にAndroidでのリリースを待ちわびていたのが、家計簿アプリ「Zaim」です。

 Zaimは、食費や交通費といった支出と給料などの収入をまとめて管理できる無料の家計簿アプリ。入力データはクラウドで管理されているため、複数の端末から同じデータを利用できるのが、端末をいくつも持ち歩く自分にはぴったり。さらにOCN家計簿と連携していて、Zaimで入力したデータをOCN家計簿で確認するといったPC連動機能も搭載しています。

 ZaimはこれまでにもiOS版がリリースされていたのですが、自分のメイン端末がiPhoneではなかったために利用できず。音楽プレーヤーとして活用しているiPod touchに入れて使ってはいたものの、常にインターネットにつながっているわけではなかったために登録したいときに登録できず、そのまま利用しなくなる、という日々が続いていました。その点、毎日のように操作するメイン端末のAndroid版の登場は大変ありがたく、おかげでこまめに支出情報を登録するようになりました。

「食費」「交通」などカテゴリごとに支出と収入を管理できる金額は電卓で手軽に入力

 以前に使っていたiOS版よりAndroid版のほうがちょっとだけ使いやすいのもポイント。例えば日付を変更する場合、iOSではドラムロールを動かして設定するのがやや手間だったのですが、Androidは「+」「-」ボタンをタップするだけで簡単に変更可能。「2日前」だったら「2回タップ」と直感的に変更できます。

 また、情報を連続して入力する時にiOS版では「食費」を登録すると再度「食費」カテゴリが表示されるため、食費以外のカテゴリを登録したい時にはカテゴリを戻る必要があるのがちょと手間でした。Android版は連続入力の場合もすべてのカテゴリ表示画面に戻るため、あまり同じカテゴリを連続で入力することのない自分にはこのインターフェイスのほうが好みです。

Android版は日付をタップで簡単に変更できるiOS版はドラムロール操作がやや手間

 Android版はiOS版に比べると出たばかりということもあってやや不安定ですが、最近は「インターネットで情報を取得した直後が落ちやすい」という法則を見つけ出し、「位置情報を取得した後は操作スピードを落とす」という技でアプリの強制終了を防いでいます。最近はアップデートもこまめに行なわれているので、こうした技の必要ないほどの安定度を期待しつつ、支出情報をZaimでこまめにつづる毎日です。