トピック
iPhoneの大切な写真はこれにおまかせ! バッファローの無料アプリ「写真バックアップ」が簡単&便利!
2025年2月21日 00:00

iPhoneは、そのデザインや使いやすさで多くの人に支持されているが、SDカードを増設できない仕様であるため、ストレージの管理に悩むユーザーが少なくない。写真や動画をたくさん撮影すると「空き容量が不足しています」と警告メッセージをひんぱんに目にするようになった、という方も少なくないだろう。そうすると、旅行の思い出や日常の記録を消さなくてはいけない、ということにもなりがち。
これを回避するために、写真や動画は外付けのSSDやSDカードリーダーを充電ポートにその都度接続するか、クラウドサービスを利用するかになるだろう。
別のデバイスが必要ないという意味では、クラウドサービスが便利である一方、月額料金が発生するのが難点。利用できるデータ容量が増えるほど、プラン料金は上がっていくことがほとんどであるため、毎月の負担になっているという人もいるはずだ。
もちろん、そもそもクラウドサービスの使い方が難しくてよくわからなかったり、外付けストレージも「やはり難しいのでは……?」と考えたりしている人もいるのではないだろうか。結果的に、泣く泣く写真・動画を消さなくてはいけない、と悩む人は少なくないはずだ。
今回は、そんな人たちにおすすめしたい、バッファローの「写真バックアップ」アプリを紹介していく。iPhone向けにアプリが配信されており、ダウンロードは無料。アプリのインストールと、外部USBストレージを用意すれば、準備完了だ。
「写真バックアップ」ってどんなアプリ?
「写真バックアップ」は、iPhoneやiPadと、SSDといった外部USBストレージを接続し、写真と動画のバックアップがかんたんに作成できる無料のアプリ。
端末内蔵のストレージからだけでなく、iCloudフォトライブラリに保存している写真や動画にも対応している。そのため、クラウドサービスからの移行も容易だ。
近年のメジャーなバックアップ方法は、外付けストレージを使用するか、クラウドサービスを利用するかだろう。iPhoneで利用できるメジャーなクラウドサービスの場合、50GBで150円/月、200GBで450円/月、2TBで1500円/月、6TBで4500円/月、12TBで9000円/月となる。
一方、写真バックアップアプリを使う場合にかかる費用は、外付けストレージの購入価格のみ。バッファロー製品で比較すると、SSD-SCH250U3-BAが250GBで1万600円(希望小売価格)。上記のクラウドストレージサービスで200GBのプランを契約する場合、約24カ月で、SSD-SCH250U3-BAの価格と同等になる。
バックアップを作成したい写真や動画は、数年間にわたって保存することが多いと考えると、ランニングコストのかからない写真バックアップアプリの有用性が見えてくる。
なお、使用できるのはiPhone 15シリーズおよびiPhone 16シリーズ。つまり、USB-Cを搭載するiPhoneシリーズが対象となる。いずれも、スタンダードモデル、PlusモデルはUSB 2、Proモデル、Pro MaxモデルはUSB 3に対応していることから、Proシリーズの方が、データの転送速度は速くなる。ちなみに、USB-Cを備えるiPadでも利用できる。
また、外付けストレージは、SSDのほか、カードリーダーを使ってSDカードでも利用できる。
実際に写真バックアップアプリを使ってみた
では、実際に写真バックアップアプリを使っていこう。このアプリは、初めて使う人もわかりやすく操作できるようデザインされている。初回起動時には、iPhone内のデータへのアクセス権限、使用する外付けストレージの選択、バックアップを作成するデータの選択が必要になるので、案内に従って設定していく。
初期設定が終わったら、「バックアップをはじめる」をタップすると、バックアップの作成が始まる。バックアップの作成中に、外付けストレージを取り外しても、再度接続すれば、続きからバックアップ作成を始めることができる。

バックアップの作成中、特に初回はデータ量が多いため、ある程度の時間がかかるが、バックアップがあとどれくらいで終わるかは、アプリ内で確認できる。さらに、作業中には別のアプリを開いて操作もできるためストレスがない。ワイヤレス充電器がある場合は、充電しながらバックアップを作成することもできる。外付けストレージがある分、持ちにくさを感じる可能性はあるが、外れても問題がないため、気にしすぎる必要もないだろう。
もちろん、手動でバックアップの作成を中止することもできる。
2回目以降にバックアップを作成する場合は、すでに保存しているデータを除いた、新規の写真、動画データのみを対象とするため、余計な時間がかからないのも魅力だ。
バックアップの作成後、外付けストレージを装着しておけば、保存したデータを見返すこともできる。写真と動画は一覧で表示でき、個別に再生することができる。また、バックアップしたデータをあらためて確認する、というときも保存したSSDやSDカードをiPhoneに接続すれば、かんたんに見られる。アプリ内の下部タブから、すぐにデータを確認できるため、操作に迷うことも、基本的にはないだろう。
クラウドサービスを含め、スマートフォンの操作にあまり詳しくないという人でもわかりやすい、シンプルな操作性も、本アプリがおすすめできるポイントだ。
写真バックアップアプリは、何度も触れている通り、動画データの保存もできるのが大きな特徴。加えて、iPhoneのカメラアプリで利用できるLive Photosのデータも、そのまま保存ができるなど、単なるバックアップツールという枠を超えた活用が可能だ。外付けストレージを使った新しいデータ管理ができる。
そのほか、iPhoneの機種変更時などには、写真バックアップアプリから、写真や動画データを復元することもできる。
3万ダウンロードを突破
写真バックアップアプリは、2024年11月20日のリリース開始から、2025年2月1日には、3万ダウンロードを突破している。写真のバックアップを作成すれば、iPhone本体にデータを残しておく必要がないので、内部ストレージを別の用途に使用できるのも、大きな利点だろう。
アプリの操作性もわかりやすく、スマートフォンに慣れていない人でも、外付けストレージさえ用意できれば、あまり戸惑うことなく使えるはずだ。また、日本メーカーであるバッファローのアプリだけに、サポートの安心感もある。
クラウドサービスの契約をする場合、複数のバックアップデータを作成し、データ紛失のリスクを低減しようとすると、契約サービスごとに料金が発生するが、写真バックアップアプリであれば、どれだけ使っても無料。外付けストレージの料金だけで済むため、ランニングコストがかからないのが魅力だ。もちろん、すでに対応するSSDやSDカードを所持していれば、コストはより抑えられる。データ管理の方法に迷っている人には、ぜひ試してほしい。
写真や動画は、その時々の思い出が詰まった大切なもの。ゆえにiPhoneのストレージがいっぱいになったときには、削除するのではなく写真バックアップアプリを使い、データを管理してみてはどうだろうか。











